第三十六話
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も相手になるわよ」
その答えに満足したのでこの話はこれで終了する。
ここからはオレの用件に移る。
「さて、これからの事だが、すまないが二人には完全なる世界とここで生活してもらいたい。理由は二人を異世界に飛ばした人物とその背後にいる奴らに気付かれたくないからだ」
「分かった」
「それから一番の問題なんだが、二人の息子の扱いだ」
「なぜあんな子に育ってしまったのか」
「見事にオレとアリカの悪い所を半々に受け継いだ上で自分の悪い部分を生み出しちまってるな」
二人が頭を抱えてため息をつく。
オレとクルトも最初はクルトの元に送り込もうとしたのだがそれを茄子が細工を施して自分の元に来る様に仕込んだみたいだ。原作ですら『日本で教師をする』だったのに態々『麻帆良学園で教師をする』に変更してやがったからな。オレも後で知ったんだが。
アリスは最初からオレとメルディアナの校長が仕組んでオレの元に来る様にしたから問題は無い。ちなみにメルディアナの校長もこの新年会に参加している。
「今の所麻帆良祭でオレは超側につくから勝利は確定した様なものだから、クルトにテロも防げなかった麻帆良学園に査察団を送り込んでもらって、その際に野菜コンビをオコジョ刑で本国に送還する予定だな」
「やっぱりそうなるか」
「ああ、どうしようもない。いくら何でも魔法バレが酷すぎる。一人が原因で今までの関係を崩す様な事は出来ない。いくら二人の頼みでもこればかりはな」
「仕方ないか。でも、できれば」
「分かってる。出来る限りの教育はする。オコジョ刑も原作同等なら3年程で済む様にはしてやる」
「すまない」
「謝る様な事じゃない。むしろ環境がそれを許さなかっただけだ。まあ、今の所はアリスだけで我慢してくれ。再会した時に説教の一つ位はしろよ」
それから元の部屋に戻り試合の様子を観戦する。現在は試合も終盤に近づいている。
side out
side アリス
《Scanning Charge!》
「せえいやあああ」
対峙しているオーズがオースキャナーを持ちタトバキックを放ってくる。それを受け流しベルトに挿入されているコアメダルを奪い取る。これで全部のコアメダルを奪う事に成功したので変身が解けるのと同時に至近距離で法撃を叩き込む。まともに受けた零樹君はそのまま戦場に施された魔法で場外に転送される。
「はぁ、はぁ、しんどい。さすがとしか、はぁ、言いようが無い、はぁ、ですね。それよりも隠れて休まなければ」
魔力と気と気配を出来るだけ消し、岩陰に隠れて休息を取りながら自分の状態を確認していきます。
仕込んでい
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