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鉄槌と清風
46部分:45:機動六課稼働
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 しばし、新人の動きを観戦する3人。

 「…うーん、赤毛の子、エリオだっけ…デバイスに振り回されてるな、スバルは相変わらず直線的だ」

 「他二人にはなんかねーのか?」

 「…射砲撃メインのティアナと、召喚?支援だったかの、キャロは専門外だからな、ティアナはなのはが教えるのが一番だろう」

 「エリオは、地力をつけるトレーニングをさせる必要があるな、デバイスが大型だけに、取り回しに苦労していそうだ」

 「だな、朝のランニング一緒に走らせて見るか、足腰はベルカ式には欠かせないし」

 「そうすっか、後でなのはに言っとくわ、それ計算して訓練しねーと、オーバーワークになっかんな」

 「頼んだ…ともあれ、まぁちびっ子二人も結構動くし、悪くはないな」

 「そうだな、鍛えればものになるだろう」

 「ま、まだひよっこだけどな」

 3人で暫くそんな話をして、どうやら訓練が終わって昼食に行くようなので、此方も移動することに。



 少しして食堂、訓練で体力を使った為であろう、新人の座るテーブルの上には山のようなパスタが置かれている。
 スバルとエリオがそれをどんどんと消化し、雑談などしている様子だ。

 「そういえばさ、最後に紹介されてた人いるよね、あの人の名前どっかで聞いた覚えがあるんだけど?」

 スバルが一旦フォークを休め、首を傾げる。

 「そうなんですか…?」

 「あ、僕もフェイトさんから聞いたような覚えが」

 キャロは首をかしげ、エリオは思い出そうとうなる。

 「あんたの事だから、雑誌か何かで見たとかじゃないの?」

 「違うよーティア…んー、あ、そうだ思い出した、ギン姉が前に話してたんだ、確か”青と赤の子鬼”の片割れで、古代ベルカ式の魔導師なんだって」

 「”青と赤の子鬼”って本局の、確か…ちびっ子カップルとか、ロリショタコンビとか言われてる?」

 「そうそう、その人」

 スバルとティアナが会話に夢中になり回りが見えなくなっている頃、エリオとキャロは二人を止めようとしていた。
 会話に出ている本人が、直ぐ近くにいるからだ。

 「他には、どういわれてるんだ?」

 そんな声に、スバルとティアナは更に会話を続ける。

 「たしか、実は既に紫の髪の子供がいる、とか、いやいや犯罪だろあの外見、とか」

 「そうそう、そんな噂………」

 「ほう、楽しい噂だな、なぁ良彦」

 「そうだな、楽しいな、ヴィータ」

 その言葉に、ギギギとブリキの様に首をならし、振り向くスバルとティアナ。

 「八坂三尉に、ヴィータ副隊長いつからそこに?」

 「ギン姉が、ってあたりだな」

 「ってことは、ほぼ全部」

 
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