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ヘタリア大帝国
TURN120 エイリス王家その十
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ては」
「待つよ」
 今はそうするというのだ。
「恋人ではないけれどね」
「ははは、確かに」
「それは」
「まあ祖国君達もね」
 ドイツ達のことだ、ここで言うのは。
「体調がよくなればね」
「その時にですね」
「お会いして」
「うん、そうしよう」
 口ではこう言っても全く気にしていない感じだ。
「時間があればね」
「それでは今はですか」
「妹さん達と」
「そうするよ、あの娘達も元気になってるしね」
 エイリスやソビエトとの戦争の傷も癒えているというのだ。
「後は同盟諸国だけれど」
「ルーマニア、ブルガリア、ギリシア、ハンガリーと」
「そしてベネルクス三国ですね」
「あの国々ですね」
「彼等もですね」
「うん、協力してもらうよ」
 とは言ってもだ、ヒムラーは彼等に頼むつもりはなかった。
 顔は笑っているが目は笑っていない、そのよく見れば剣呑な油断の出来ない顔で側近達に語っていくのだった。
「是非ね」
「わかりました、それでは」
「彼等にも声をかけて」
 こう話してそしてだった。
 ドクツ軍は同盟諸国も含めて招集をかけた、そしてだった。
 枢軸諸国との戦いの用意をはじめていた。ヒムラーは彼等の勝利を確信しつつ悠然とその命令を出していくのだった。


TURN120   完


                       2013・7・5
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