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ヘタリア大帝国
TURN120 エイリス王家その二
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ーラが。
 だがそれは容易ではなかった、それは戦争以外にも原因があった。
「目が届かないからね」
「そうでごわす、エイリスの植民地は広過ぎるたい」
 そこが問題だというのだ。
「だから碌でもない人間が総督や役人に派遣されていたたい」
「そうした奴は私腹を肥やすだけだ」
 ベトナムが指摘する、彼等は産業を発展させはしないというのだ。
「だからだ、植民地統治は実はだ」
「思ったより国力の発展にはならないのね」
「むしろ負担が多いと思うが」
「言われてみればね」
「実際になんですよ」
 今はインドカレーの首相になっているクリオネの言葉である。
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