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幽霊だからって恋がしないとは限らないっ!
怪奇研究部の奇妙な生活。
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・・・」
今までどんな告白も無慈悲に断ってきた俺だが、どうやっても霙の告白は断れなかった。
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教室へ戻った。
「なぁ、伊織。」
「なんだ。」
「水嶋さんの告白、どーするんだ?」
このチャラいやつは神居智輝、残念なことに俺の親友だ。
「ああ・・・保留だ。」
「ん?お前が保留なんて珍しいな。」
「ふん、余計なお世話だ。」
「さいで、・・・・部室へ行きますか?」
「ああ、そうするか。」

俺たちが向かったのは、別館の一階。
「チーッス」
「こんにちは!」
俺と智輝が部屋に入ると、部長が出迎えてくれた。
「遅かったね、みんな。」
この黒髪が似合う怪しい感じの先輩は我々怪奇研究部の部長、神崎刹那。
「弁当を食ってから来たんですよ。」
「そうか、玲瓏も来てるぞ。」
「ヤッホー。」
渚が手を振る。
そう、怪奇研究部のメンバーは・・・・・全員が渚を見ることができる。
「あと来てないのは・・・・水嶋さんだね。」
「剣道部だろ。」
「まぁ、ゆっくりしていきたまえ、この怪奇研究部で!」
神崎先輩は両手を広げた。
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