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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第43話 ライトニング潜入
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、動け!!」

痛む背中に鞭打って再び男に向かって突撃するエリオ。
しかしその攻撃は予想だにしない方法で防がれた。

「!!………」
「えっ!?」

何とバリアアーマーの一体がエリオの前にいきなり現れ、そのまま自分の体を盾にしたのだ。
雷神化の影響で筋力もスピードも上がっているエリオ。非殺傷設定でありながらその突きは易々と腹部を貫いた。

「あっ………」
「エリオ!!」

いきなりの出来事と自分が人を刺してしまった影響でストラーダから手を離し、後ずさるエリオ。

「終わりだ」

男が笑みを溢しながら呟いた。
再び先ほどと同じように槍先を後ろからエリオの心臓めがけて突き刺そうとした。

「ぐっ!?」

金属の弾かれた様な音と共に男が呻く。
槍先も既に消えており、男の槍へと戻っていた。

「ちっ、時間切れか………」
「油断したな。また来ないと思ったか?」
「仕事熱心だね。そこまでこの組織に恨みがあるのかい?」
「よく言う。お前こそ、既に裏切ってクレインに協力しているんだろうが………元冥王教会科学者でそし戦闘機人及び、アンドロイド研究者、そして冥王教会幹部の1人、マクベス・エルニコス!!」

そう斧を向けて叫ぶ銀髪の男。

「バルト………さん?」
「いいや、違うね。俺達の出会いたかったもう1人の人物、バルトマン・ゲーハルトだ」

エローシュはわざと聞こえる様に言ったが、バルトマンはマクベスと呼んだ男から目を離さないでいた。

「マクベス!!お前なら知っている筈だ!!クレイン、そして冥王教会の教皇はどこにいる!!」
「君もしつこいね………リクと組んで冥王教会の隠しアジトを次々に潰してくれたおかげで、もう立て直しは不可能なほど、ダメージを受けたよ。………そのせいで俺も研究を続けるのに別の場所を探さなくてはいけなかったよ」
「そんな事聞いてねえ、話す気がねえなら力ずくでも言わせてやる………」

斧に自分の魔力を溜め、直ぐにでも発射できる態勢をとるバルトマン。

「悪いがクレインの居る場所は俺も知らない。もはや奴の居場所を知るのはこの世には誰にも居ないんじゃないか?そして法王の事も言えない」
「何………?じゃあクレインは今どこにも属していないと言う事か?」
「おっと、つい口が………あのリクの娘をこのまま取り逃がすのは惜しいが、これ以上余計な話をする前にここは大人しく逃げるとしますか………」
「逃がすが!!ボルティックブレイカー!!」

振り向いた瞬間、斧に溜めた魔力をマクベスに向かって発射するバルトマン。
しかしその攻撃は周りを固めていたバリアアーマー達が壁になってくれたおかげでマクベスには届かなかった。

「くそっ!!人形風情がじゃまをして………!!」
「人形とは酷
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