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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百四十七話  『公開意見陳述会(5) 行動開始と不安な思い』
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れはもっとお互いの事をよく知ってからっていうのは「あんたはあんたで何真面目に答えてんのよ!?」…うう…」

なんか目眩と頭痛がしてきた。
あちらで真面目に戦っているギンガさんとはまた違った空気だ。
でも、それでトレディが目を鋭くさせて、

「………そうですか。では、力ずくにでも…!」

トレディがそう言うと右手に装着されているなにかの武装を構えた。

「レン! 来るわよ!」
「う、うん!」

私はバルムンクを構える。
レンもアウルヴァンディルを両手に展開していつでも防御できるように構えている。

「………“クラッシャーバイト”、セット!」

そう宣言した。
するとその武装が形を変えていき、蛇の顔みたいになって目の部分が光り口を開き出す。

「………IS、ウィップマニュピレート」

テンプレートが輝き、クラッシャーバイトと呼ばれた武装から噴射口のようなものが展開しだした。
それをトレディは腕を何度も振る。
そして何度目かになる振り回しで私たちの方に向かって腕を向けてきた。
すると、トレディの腕から蛇の顔が射出されてきた。

「なにあれ!?」
「射出武器! ラン姉さん、下がって!」
《プロテクション・パワード》

レンが私の前に出てプロテクションを展開した。
そして高速で射出されてきた蛇の顔と衝突。
ガギギギッ!と衝突による摩擦音が響き渡る。

「くっ、ッ!」
「れ、レン!」
「………無駄です。私のクラッシャーバイトに噛み砕けないものなど、ありはしない!」

パキンッ!

トレディの言葉と同時にプロテクションに罅が入り、あっという間に噛み砕かれてしまった。
さらにアウルヴァンディルにまでその牙を叩きつける。

「そんな! ぐっ!?」
「わっ!?」

私はちょうどレンの後ろにいたために衝撃を殺すことができなかったレンが吹き飛ばされて、

「「ガッ!?」」

そのまま私も巻き込まれて後ろの壁にまで一気に叩きつけられてしまった。
私が壁側だったためにレンの体重分も一気に衝撃が来たために一瞬、気絶しそうになったけどなんとかこらえてレンを抱き起こす。

「レン、しっかりしなさい!」
「う、うん…。あ!」
「どうしたの!?」
「あ、アウルが…!」

私もそう言われてアウルヴァンディルに目を向けると盾が両方共あの蛇の牙に晒されてしまったのか噛み砕かれていた。
特に交差した時に右腕が前だったのか、右腕の盾の方はもう機能停止寸前にまで陥っていた。

《ま、マスター…私、は、大丈夫、です…》
「アウル! ダメだよ! すぐに修理しなきゃ!」
《………》

そしてアウルヴァンディルは沈黙した。
アウルヴァンディルの沈黙は、イコールでレンの無力化という構
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