第五章 StrikerS編
第百四十七話 『公開意見陳述会(5) 行動開始と不安な思い』
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、ネロ、スターズの二人はギンガとランとレンの安否を確認、そして襲撃戦力の排除及び捕獲よ!」
「了解しました」
「うむ、任されたぞ!」
「はい!」
「了解です!」
全員に指示が行き渡る。
「みんな、無事に乗り切りましょう!」
『はい(うん)!』
「それじゃ、解散!」
それでフェイト達と二手に別れて移動を開始する。
でも、やっぱりなのはが心配だわ…。
そして、今日という一日でなのはの姿を見るのはこれきりになるなどという事を後々に思い知る事になるとは思いもしなかったのである…。
◆◇―――――――――◇◆
Side ラン・ブルックランズ
私たちの前に突如として現れた二人の戦闘機人。
そしてその片割れは前に休日をもらった日に偶然遭遇した『トレディ』という少女だった。
接触した時間は少しだけだったが、私とレンの記憶に残る出会いだったのは確かだった。
そんな子が、今こうして私たちの前に立ちふさがっている。
最初、レンはそれで動揺してしまってしまったけど、ギンガさんと一緒になって説得してトレディの前に対峙することになった。
ギンガさんは眼帯の少女と移動しながら戦闘をすでに開始している。
だけど、まだ私達はお互いににらみ合っているままであった。
「…トレディ。どうしてこんな事を?」
「………愚問です。………私は戦闘機人。それだけあれば理由は十分なのではないですか?」
「うっ…」
レンが質問するが、トレディは機械的にそう返してきた。
やっぱり無機質な子ね。
「………そして、レンさん」
トレディは手を私たちの方にかざして、
「………貴方を私のものにします」
「えっ!?」
「………」
突然の告白的な発言にレンは顔に豆鉄砲を食らったかのように唖然としたあとにすぐに顔を赤くしていた。
これがこんな時でなければ平和的なものであったのになぁ…。
「…なに、勝手に私の弟を嫁にするみたいな発言してんのよ?」
「………ランさん。貴女が教えてくれたことではありませんか?」
「はぁっ?」
私は何か言ったっけ?
「………貴女はこう言いましたよね? 『恋とは相手を自分のものにしたいという想い』だと…」
た、確かに言ったけど、なんかかなり話が湾曲していると思うのは私の気のせい…?
でも、一つわかったことは…!
「冗談! そんな一方的な支配で恋を正受させようと考えているなんて、あなたはまだまだ子供のようね!」
「………ダメ、ですか?」
コテン、と首を可愛げにかしげるトレディ。
普通に可愛いのに、どうしても場がアンバランスね。
「ほら! レンもなんか言ってやんなさい!?」
「う、うん! ラン姉さん! えっと…トレディ、そ
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