第五章 StrikerS編
第百四十七話 『公開意見陳述会(5) 行動開始と不安な思い』
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?』
「士郎! 大丈夫なの?」
『ああ。今のところはなんとか我ら八神防衛隊とすずか嬢にライダー、ヴァイス他待機魔導師達で守りを固めている。こちらは気にせずに、そちらはそちらの事態に当たれ!』
「信じるわよ…?」
『ああ、任せろ。見事守りきってみせよう』
「任せたわ」
それで士郎及びロングアーチとの通信を切る。
「シホちゃん、どうだった…?」
「今のところは大丈夫そうよ。士郎達を信じましょう」
「そうだね」
「それじゃ、分散して班を分けるわよ!」
「「「「「はい!」」」」」
「まず、スターズは―――…」
私が代表して指示を出そうとしたその時だった。
「うっ…」
突如、なのはが額を押さえて少し倒れそうになり、オリヴィエ陛下がなのはを抱きとめる。
「大丈夫ですか、なのは…?」
「う、うん。オリヴィエさん…」
こんな時に最近なのはを悩まし続けている頭痛が出たか…。
でも、なんでこんなタイミングで?
「あっ!?」
「こ、今度はどうしたの? なのは…?」
そして次いでなのはは、またしても今度は大声を上げる。
さすがのフェイトもなのはの突然の奇行に心配な声をかける。
なのはは顔を俯かせて少し青くなっている。
そして数秒して、突然顔を上げたと思ったら、
「シホちゃん! お願い! ちょっとオリヴィエさんと一緒に単独行動をさせて! 用が済んだらすぐに戻るから…!」
「用が、って…」
「お願い…今は、私を信じて…」
稀に見ないなのはの弱気な頼みごとに、これは一大事かもしれないと思った。
でも、なのはが話してくれないことには対応もできない。
しかたなく私は決断をする。
「………わかったわ。今はなのはを信じるわ。それじゃなのはとオリヴィエ陛下は作戦メンバーから一時外れてもらうけど、いい? みんな?」
『………』
みんなからの反論は無し。
なのはの信頼あってのことだろう。
「わかったわ。それじゃ、オリヴィエ陛下。なのはにもしもの事がないようにお願いします」
「はい。なのはは私が守ります!」
「ごめんね、みんな!」
それでなのははバリアジャケットを纏って余裕のない表情をしながら、私たちに謝罪をしながらも飛びさっていった。
オリヴィエ陛下もその移動力を駆使してなのはの後を追尾していっている。
それを後ろ髪を引かれる思いで見送りながら、私はみんなに指示を出す。
「それじゃ、ライトニングは外に出て魔導師達と連携して空の敵を相手してもらっていい? そして出来ることならランサーも見つけて援護をしてやって!」
「わかったよ、シホ。いいね? エリオ、キャロ」
「はい!」
「わかりました!」
「キュクー!」
そして次は、
「私とアルトリア
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