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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百四十七話  『公開意見陳述会(5) 行動開始と不安な思い』
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「フェイト、ランサーは確かにサーヴァント“っぽい奴”と言ったのよね?」
「う、うん。確かにそう言ったよ?」
「それならおかしいわ。サーヴァントはお互いにサーヴァントの気配や存在を感知できるから、ランサーの性格で嘘をつくと思えないから…その女性は半サーヴァントとでも言うの?」
「それはおかしいです、シホ。人間がサーヴァントの気配を出せるとは思えません」
「そうだぞ、奏者よ。それならばそれ相応の対価を望まねばその高みにはリスクが高すぎて登れないだろう」
「はい。もしサーヴァントの気配を出せるとするならば…方法は限られています」

そこにオリヴィエ陛下もなのはの背後に実体化して、そう話す。

「もしかして、その数少ない方法って…」
「はい。“世界との契約”で生きた英霊になる以外は、おそらくないでしょう…」

それで私は少し衝撃を受ける。
もし、その方法を槍使いの女性は使っているとしたら、死後にエミヤと同じく無限の地獄を味わうことになる。
手遅れだったら、もうどうしようもないわね…。
私がそんな事を考えている時だった。

「ギン姉!?」

スバルの叫びに全員が振り向く。

「どうしたの、スバル? ギンガの身になにか起こったの?」
「は、はい…なんとかさっきまで通信ができたんですけど、今は事態が事態らしく通信が繋がらないんです」
「そうだ! なのはさん、先ほど私達は二名の戦闘機人と交戦したんですけど、あと少しというところで逃してしまったんです!」

ティアナがそう説明してくる。

「ランさんとレンさんもギンガさんと一緒にいたと思います!」
「エリオ君、お二人共ともに繋がらないみたい!」

キャロが悲壮そうにそう叫ぶ。
それより、ランとレンとも繋がらない!?
なにか嫌な予感がするわ…。
すぐに行動を開始しないと…!
それと、忘れてはいけないけど機動六課も狙われている可能性が高い!
すぐに機動六課へと通信を私は試みた。
なぜか、フェイトが少し出遅れたみたいな悲しい表情になっていて上げようとしていた手をがっくりと落としたようだけど、今は気にしないでおこう。

「ロングアーチ。こちらセイバーズ1。応答願うわ!」
『こちらロング…ーチ……』

!? 通信が途切れとぎれ?

「グリフィス、どうしたの!? そちらで今なにが起こっているの!?」
『はい…。大量のガジェ…トと怪奇…化物の集団…機動六課を目…けて襲いにかかって…ていますが、それを士郎さん達がな…とか防いでいるところです!』

少し聞こえにくいけど、なんとか内容は理解できた。

「応援は必要…?」
『今のところ…大丈夫…そうです。士郎さんに…繋ぎます』

それで少し回線が変わったのか士郎の声が聞こえてきた。

『シホか
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