第五章 StrikerS編
第百四十七話 『公開意見陳述会(5) 行動開始と不安な思い』
[1/8]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
Side シホ・E・S・高町
なのはとフェイトとエレベーターのワイヤーを使い一階に降りて扉を(やっぱり無理矢理)こじ開けて外に出て走っている時に、
「高町一尉! テスタロッサ執務官! 騎士シホ!」
この声は!
それで私達は振り向くとそこには息を切らせたシスター・シャッハが私たちに駆け寄ってきた。
「シスター・シャッハ!」
「どうしてここに…?」
「はやて達と一緒に会議室にいたはずじゃ…」
シスター・シャッハは膝に手を置いて何度か息切れをしていたが、
「はぁはぁ………、すぅー、はぁー………はい。会議室の扉は有志の努力によってなんとか開きました。それで私も急ぎ皆さんの後を追ってまいりました…!」
「はやてちゃん達は…?」
なのはが代表してはやて達の安否を聞く。
それにシスター・シャッハはすぐに、
「お三方とも会議室で待機をしています。今現在は各方面の方々たちにガジェットや襲撃者――戦闘機人やジェイル・スカリエッティ、隻眼の魔術師――やその他などの情報を説明しています」
説明、ね…。
今までろくにガジェットなどの対応を取ってくれなかったのに話は聞いてくれるかしら?
まぁ、ここまで事が大きくなったからには話を聞かない他はないと思うけど…。
「…そう。それじゃ急がなくちゃね!」
そんな時だった。
「なのはさん!」
スバルの声が聞こえてきた。
振り向いてみればアルトリアやフォワード陣達(ギンガやランとレンの姿はないが…)の姿があった。
フェイトがそれで「いいタイミングだね!」とみんなを褒め称えている。
「お待たせしました!」
「デバイス達、しっかりとお届けに来ました!」
スバル達の手にはなのは達のデバイス達がしっかりと握り締められていた。
そして、
「シホ、アンリミテッド・エアを…」
「ありがとう、アルトリア」
そこにネロも霊体化状態を解いて実体化をして、
「アルトリアよ。余の『アエストゥス・エストゥス』…いや『アエス』も持っておるか?」
「はい。大丈夫ですよ」
ネロもアルトリアからデバイスである『アエス』を受け取っていた。
殺傷のある攻撃を禁止された後は、ネロはこうしてアエスを主武器として使用しているのである。
だがしかし、ネロの能力を十全に振るうにはやはりネロ本来の武器である隕鉄の鞴…『原初の火』でなければ宝具使用や高出力スキル使用時には耐え切れないのである。
だけど、力を制限されているとは言え、それでもネロはそれを難なく使いこなせているからやっぱり英霊の技量は伊達ではない。
「よしよし。アエスが戻ってくれば余にはもう怖いものはないぞ!」
《切り抜け
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ