旅人の笑み
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『つかウチ、地図読むの苦手だから、シャボンディ行けねぇじゃん』
神様「そう言う奴を方向o―『黙ってろ(^言^)』すみません…(;_;)」
新聞を、雑に机に捨て戻すムウマ。
『どっか適当に船見付けて乗るか』
一人で問題を解決させたムウマは、再び飛翔した。
『な〜んか、見覚えのある所だな〜』
少し気になるムウマは、その場所へと降りた。
『この噴水…』
目の前に、今までに無い、大きな噴水。
『W7(ウォーターセブン)か!』
納得すると、確認する様に街を見渡す。
『いや、エニエスかな?』
しかし、もう一つ答えが生まれ、再び頭を悩ませる。
『ま、どっちでも良っか』
結局、シンプルに事を片付けたムウマ。
『流石に、こんな所に海賊は居ないか』
賑やかな街を、ムウマは細かく探索する。
『ま、そんな馬鹿な奴は、そうそう居ないけど』
無心に歩いていると、いつの間にか街の中央部に来ていたムウマ。
『世紀末に出て来そう』
そこには、木造の酒場があり、彼女は興味津々に中に入った。
『(臭っせΣ)』
入った瞬間、酒の臭いが、鼻に突いた。
『(おえ〜Σ)』
吐き気に耐えながら、カウンターに居る店主に近付く。
店主「いらっしゃい。…と言うより、大丈夫か?」
『あんま、大丈夫じゃない…(;-Д-)オエ〜』
テーブルに俯せるムウマに、店主は水を1杯あげた。
『あぁ〜。生き返った気がする〜』
先程より、顔色が良くなり、礼を言うムウマ。
店主「この街じゃ、見掛けねぇ顔だな」
『初めて来たもん』
店主「そうか。旅でもしてるのか?」
『まぁ、そんな所』
店主の質問に、不確実な答えを返すムウマ。
『そろそろ、行くわ』
ガタッと、椅子から立ち上がり、椅子を引くムウマ。
『それじゃあね。
ブルーノ』
振り向き際に、ムウマはニヤリと口角を上げる。
ブルーノ「!!?」
正体を知られたブルーノは、思わずビクリと驚く。
ブルーノ「(あの少女…。何故俺の名前を…)」
そして彼は、疑問の渦に飲み込まれながら、彼女の後ろ姿を見つめていた。
to be continued
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