得た能力(ちから)
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『稼ぐ前に、自分の能力を把握しないとな』
吹雪は再び街に戻り、図書館を探す。
『此処か…』
中に入ると、外よりも静けさが増した。
『ハリポタの世界観溢れてるな〜』
そんな事を呟きながら、吹雪は資料を探す。
『コレか?』
見付けたのは、少し古びた一冊の分厚い本。
『いかにもって感じ』
タイトルを見ると、<異邦人(いほうじん)の全て>、と書かれていた。
『「異邦人の身体能力は、通常よりも低く、戦闘力も遥かに低い」、か…』
神様「まぁ、人間なんて弱い生き物だしね」
すると、吹雪の横に割り込んで来た神様。
『お前は、また勝手に…』
神様「今は誰も居ないから平気だろ?」
『…はぁ。勝手にしろ』
溜め息を吐くと、吹雪は再び読書に集中する。
[しかし、2つ以上、悪魔の実を口にすると…]
次のページに目を移すと、
『此処だけページが無い』
一番大事なページが、破られていた跡があった。
『2つ以上食べたら、どうなんだよ…』
そんな疑問を抱きながら、吹雪は元の位置に戻す。
そして、目的の悪魔の実大図鑑を見付けた。
『?』
ページを捲っていると、不可解なマークを見付けた。
『ドクロ?』
神様「それが、吹雪に与えた能力(ちから)だよ」
『コレが…』
吹雪は、そのページに食らい付く様に読み始める。
ゴスゴスの実。
食した者は、ゴーストの様に、物体を摺り抜けたり、飛行する事が出来る。
また、超能力も使える。
『ゴスゴスの実…。良いね〜。まさにウチが求めてた能力(ちから)だ』
妖しく笑うと、バタンッと本を閉じて棚に仕舞う。
外に出ると、真っ暗な夜の世界に変わっていた。
『さて、カラオケ大会と行きますか』
そして、ゴーストは…
今宵の舞台に立つ
to be continued
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