ジオン公国軍のMS開発A
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??ジオン公国軍汎用MSの万能性と限界??
MS開発以前に運用されていた宇宙艦艇や航空機、潜水艦や主力戦車に代表される兵器軍は、宇宙役宇宙など各領域専用に開発されたものであった。そのため、異なる領域での運用は事実上不可能であった。
MS本来は宇宙用として開発された兵器だが、MS-05(ザクT)やMS-06(ザクU)、MS-14(ゲルググ)などのジオン公国軍主力MSは、コロニー内だけではなく地上戦にも対応した。
つまり、既存の兵器で不可能であった「運用領域の壁」を打ち破ったのである。これは、強力なスラスターを持つ人型兵器という形態があって初めて可能となったことで、宇宙世紀におけるRMA(軍事上の革新)の一つにもあげられる。
ジオン公国もMSの持つ優れた汎用性に着目しており、来るべき地球侵攻においても、主力兵器としてMSの投入を決定していた。一年戦争開戦時の主力MS、ザクUF型はザク・シリーズの中でも優れた汎用性を持ち、地上戦にも対応した。
しかし、重力下では関節部分にかかる負荷が極めて大きく、水中や熱帯地域などの特殊な環境には対応できなかった。これは当時の技術の限界というだけではなく、汎用MSの限界であったと言える。それを認識していたジオン公国軍は本格的な局地戦用MSの開発を行っている。
??ジオン公国軍汎用MSの開発と傾向??
ジオン公国軍は、最初に固定武装や特殊地域対応能力を持たない汎用MSを主力MSとして採用した。ジオン公国軍は汎用MSにミノフスキー粒子散布環境下に対応した能力だけではなく、多彩なオプションの運用能力や0~1G環境にも対応する汎用性、そして対艦攻撃力も求めていた。また、マニピュレーターによるコロニー外壁ハッチへのアクセスなど、大型重機としての機能も重視していた。
?対艦攻撃能力
MSは大鑑巨砲主義を取る地球連邦軍との戦闘を前提に開発されたため、当初の仮想敵機は宇宙艦艇であった。このため、兵装もザク・バズーカやシュツルム・ファウストなど対艦攻撃力の高い柿が用意された。
これ以外に、対空砲火を回避し、敵艦に接近が可能な機動性と運動性も重視されていた。対MS戦能力はMS-06C(ザクUC型)以降に付与されることとなった。
?汎用作業用重機
ジオン公国軍は汎用MSを単なる戦闘兵器と見なしていなかった。彼らはMSに、戦闘能力だけでなく広い運用領域や大型作業重機としての性能、多様なオプション運用能力など、汎用兵器兼重機としての機能も求めていた。
特に五本指マニピュレーターを用いた作業性能や各種オプションへの対応、そして脚部による重力下での対応は必要不可欠な能力であった。
??ジオン公国軍汎用MSの変遷??
ジオン公国
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