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MS Operative Theory
ジオン公国軍のMS開発A
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軍の主力汎用MSは、ザクT、ザクU、そしてゲルググを指す。これらの機体は上述した「対艦攻撃力」と「汎用重機」としての性能は維持しているが、大きな違いとして「対MS戦能力」の勇無がある。

 ザクUが開発された当初は、MSの仮想敵は宇宙艦艇であったが、地球連邦軍のMS投入を警戒したキシリア・ザビ大佐(当時)の指示により、ザクUC型以降、対MS戦能力も付与されるようになった。


■ザクTからゲルググへ?????対MS用MSとしての進化

 ザクT及びザクUは、設計段階において対MS戦能力を意図していなかった。そのため、ジオン公国軍において、最初から対MS戦が重視された汎用主力MSはゲルググ・シリーズのみといえる。

 だが、ザクTやザクUはロールアウトした後、格闘兵装ヒート・ホークやシールドなどが装備され、対MS戦能力が拡充されることとなった。


●U.C.0075,08 ザクT実践型、ロールアウト

 EMS-04(ヅダ)を退けて採用された史上初の実戦型MS。特殊な装備を持たないシンプルな機体で、「純粋な人型兵器」といえる。


▼意識されなかった対MS戦能力

 ザクTの開発時において、対MS戦能力は全くと言っていいほど考慮されていなかった。そのため、格闘兵装も用意されなかった。


▼ヒート・ホークの装備

 後に格闘兵装ヒート・ホークや、ザクUのシールドを流用したスパイク・シールドが装備されたようだ。


●U.C.0077,08 MS-06(ザクU)、ロールアウト

 ザクTに続いて採用された汎用主力MS。改修を重ね、格闘戦に対応したC型やC型から核対応能力を取り除いたF型などが作られた。


▼当初は重視されなかった対MS戦能力

 ザクT同様、ザクUA型の時点では対MS戦を想定していなかった。設計段階では対MS戦用の機体でなかったことが分かる。


▼格闘用装備の充実

 地球連邦軍のMS投入を警戒し、C型の段階で右肩部シールドと左肩部スパイク・アーマーが標準装備されることとなった。


●U.C.0079,10 YMS-14(ゲルググ)、ロールアウト

 ジオン公国軍が開発した最後の汎用主力MS。ビーム・ライフルとビーム・ナギナタを標準装備する。その総合性能はRX-78(ガンダム)に匹敵した。


▼対MS戦能力の重視

 ザク・シリーズとは異なり、ゲルググは設計した時点で対MS戦を考慮されていた。ビーム・ライフルを装備するなど、火力も重視していた。


▼ビーム・ナギナタと大型シールドの装備

 対MS専用として高い攻撃力と長いリーチを持つビーム・ナギナタと、防御用にジム系のそれに匹敵する大型シールドを装備した。



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