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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第251話】
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てる為、誰も被害を被らないだろう。
それよりも、片割れを手離した事に焦りの色が見え始める鈴音の表情を見て思う。
何で【武器を粒子化】させて手元に引き寄せないのだろうか……。
……もしかすると、何か考えがあるのか、または手の内を隠してここぞという時に披露するのか――。
「べ、別に一本だけでも問題無いんだからねッ!! 元々二刀流って、アタシのスタイルじゃ無いんだしッ!」
そう言い放ち、横一閃に切り払う鈴音。
その一撃を天狼の刃で防ぐと、鈴音は直ぐ様左腕を正面に翳すと腕部装甲に備わった衝撃砲の零距離射撃で俺の頭部に叩き込む。
「うぐっ……!! この距離でそれは効くな……! オラァッ!」
気合いの咆哮が轟き、衝撃に揺らされる中手首を掴んで衝撃砲を明後日の空へと向けさせる。
「ば、バカッ! 離しなさいよッ!!」
「離したら直撃じゃねぇかッ! 無茶言うなよ!」
手首を掴まれ、何故か全身を紅潮させていく鈴音。
表情も目まぐるしく変化し、面白い様に変わるのだが――。
「……埒があかないな……。 一気に決める……ッ! 【天叢雲剣】ッ!!」
高々に叫ぶその声に呼応し、天狼の刃が青く輝きを放ち始めると同時に、八式・天乃御柱の矛も同様の輝きを放つ。
「クッ……!?」
「八式イィィィッ!!」
言葉に応え、一斉に甲龍の生身部分に八式・天乃御柱によるショートレンジによる四方からの怒涛の突き。
バリアは無効化され、絶対防御を発動させると鈴音は大きくエネルギーを減少させ、無理矢理腕を振りほどくと――。
「クゥッ……! わ、悪いけど、勝つためにちょっと乱暴に行くわよッ!!」
言ってからの反応が早く、真下を取るや俺の足首を掴む――。
「このまま叩き付けてあげるわッ!!」
「何――――ぅおっ!?」
行動がどれも早く、俺が反応する前には地上へと急降下――足首を掴まれた俺は、なすがままに同様に急降下していき――。
「わ、悪いけど……墜ちてよねッ!!」
足首を掴む手を離すと、加速したまま地面に急降下していく――。
だが、何もせず墜落するつもりは俺には無い――。
落下する中、意識を集中する為に瞼を閉じる――極限まで意識を集中させた俺は――。
「――イグニッション・ブーストッ!!」
背部ブースター全基から溢れる程のエネルギーの奔流が放出され、爆発するかの様に溢れ出すと急降下していた俺の身体はピタリと止まった。
止まった状態のまま姿勢制御を行うと、そのまま地上へと降り――。
「ふぅっ……。 流石にあの高さと村雲の総重
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