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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第251話】
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に気を使ってんのッ!? ほ、本気でやりなさいよッ!!」
「本気でやってるだろ? だから使える武装破壊したんじゃないか――そらっ!!」
「……!!」
ノーモーションの突きによる一撃に、避けきれないと判断した鈴音は双天牙月の刃で防ぐ。
威力は低く、軽い金属音が鳴っただけだが――一つのモーションに移るには、タイムラグがどんな人間にもあるわけで――。
「……そらッ!!」
「っぅ……!!」
防いだ双天牙月に、回し蹴りによる一撃を与えると、持つ手に痺れが走ったのか苦悶の表情を浮かべた。
「もういっちょうッ!!」
「きゃっ……!?」
回し蹴りの勢いそのまま、空中で屈んで足払い、空中で変に足をすくわれた為、バランスを崩す鈴音は小さく悲鳴をあげると直ぐ様姿勢制御行動に移る。
その間に一旦距離を離すと、空に天狼を放り投げ、疾風を呼び出すや直ぐ様構える。
エネルギー粒子の矢は青白く光を放ち、急速にエネルギー反応が上昇――。
「う、射たせないんだからッ!!」
残った衝撃砲による牽制射撃、若干体勢を崩すが俺の上を取った鈴音目掛けて放つ。
まだ太陽の中に隠れていなかったので目が眩む事がなかったのが幸いだ。
放たれた粒子の矢は、まるで大気を焼き払う様に真っ直ぐに突き進む。
「先読みされた!? でもね!」
上昇していた鈴音は直ぐ様クイックブーストで降下、エネルギー粒子の矢は当たる事なく虚空へと光の粒子を撒き散らせながら消えていく。
クイックブーストで降下した鈴音に追撃する為疾風を収納、空中に放り投げた天狼を受け取り、両手で構えて背部ブースターを全基点火させる。
赤く猛る様に噴き出す炎、揺らめく陽炎……空気を丸ごと燃焼させる勢いだ。
降下した鈴音へ、急加速で追撃――それを見た鈴音も表情が険しくなり、双天牙月を分離させ二刀に構えて迎撃体勢に移る。
加速する勢いを殺さず、大きく袈裟斬り――振るった天狼は空気を切り裂き、鈍い金属音と共に防がれるのだが――。
「くぅ……ッ! か、加速してるせいか、重いのよ! あんたの一撃!」
手にまた痺れが走ったのか、表情を歪ませる鈴音は空いた右手に握られた双天牙月の片割れを下から切り上げてくる。
一撃の威力は勢いがなかったせいもあり、少量のシールドエネルギーを減らすだけだった。
「……もうッ! 離れなさいよ、アンタ!」
「離れたら接近戦出来ないだろ。 ほらよッ!!」
「……あっ!?」
受け止めた双天牙月の片割れを、大きく弾くと手から離れたそれは空中を何回も回り、地上に落ちていく。
幸いにも皆のいる地点から離れ
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