暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
突発ネタ集
Ex05.名前メーカーで診断してみた
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「…ちょうど座っているから蹴りやすいな」
ケイン
「え゛…おい、キョーヤ――」
鏡也
「フンッ」
ケイン
「アバラッ!?」


<鏡也の蹴りがケインの顔面に炸裂>

ケインがくたばった。
まぁ、ヤったの俺だけと……


「さてと」


[ギィィッ…]

―――
――


[…パタンッ]






「スゥ……スゥ……」
鏡也
「たくっ、その恰好じゃ風邪ひくだろうに…」


毛布をかけたあと、そっとベットに腰かける。


鏡也
「…これじゃあ、いつもの逆パターンだな」

昔から晩くまで起きて何らかの作業をするたびに登校時間ギリギリになっても起きれずにいた。
そんな様子を見とがめた虚が、度々鏡也の家に訪れては起こしに来ていたのだ。


[スッ]


そっと虚の頭に手を伸ばし、優しく髪を撫でる。
決して起こさないようゆっくり丁寧に、自身の髪質とは違う柔らかな感触を堪能する。

「…こうしてゆっくり触るのもなんだかいいものだな」

そう告げる鏡也の顔は普段の悪戯めいたものでも凛々しいものでもない。
とても柔らかな笑みを浮かべていた。



因みに、頭を撫でられている虚はというと……

「(え? え? な、なんで私、キョウの部屋にいるの!? しかも何で水着!? こ、こんな水着、私知らないわよ///)」

実は鏡也が部屋に入る少し前に目を覚ましていたのだ。
自分の状態をみて混乱へと陥っていたところに、再び鏡也が部屋に入ってきてため咄嗟に寝たフリをすることにした。
彼が近づいてきたときには、一瞬気付かれたと思ったが、鏡也は毛布をかけてくれたあとに自身の頭や髪を優しく撫でられた。



「(ああ、気持ちいいわ…なんだかまた眠くってきt――)」
鏡也
「クスッ、可愛い寝顔♪」

「っ!?///(覚めたーーーーっ!?)」

再び眠気が来て意識が跳びそうになるが、鏡也のその一言で一瞬でそれが吹き飛んだ。


鏡也
「よく俺の髪を綺麗とか言ってるけど、虚のも十分綺麗だよな…」

鏡也の髪は癖のないストレートで、虚のは柔らかな髪質だ。

鏡也
「何よりも楽しいし♪」

「(あ、解ったわ…これ気づいてやってるわ)」

ここにきて漸く寝たふりをしていたのがバレていたのに気づく。
もっとも鏡也も彼女が寝たふりをしていたのに気づいたのは毛布をかけたときに僅かながら反応を示したからなのだが…。



「……イジワル」
鏡也
「いつまでも寝た振りをしたお姫様にちょっとした意趣返しさ」

「…バカ」
鏡也
「知ってる♪」

毛布にくるまりそっぽを向きながら小さく呟く虚。

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