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鉄槌と清風
45部分:44:Bランク試験
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 「(うん、そうする予定だけど…どうするの?)」

 「(力を逃がして、放り投げるから受け止めてくれりゃいいよ、ツヴァイもな)」

 「(了解です)」

 「(ん、わかったよ)」

 ツヴァイは蒼天の書を取り出し

 「ヴァイヒ・スツーツ」

 と、魔法を掛け…なのはも

 「レイジングハートお願い」

 『了解、ホールディングネット』

 と、魔法を掛ける。
 ゴールの後に桃色のネットと白い柱が幾つも立ち上がり、其処へスバルとティアナが飛び込む…瞬間に。

 速度を殺しきれないスバルの懐に良彦が飛び込み、襟を掴んで、身体を捻りながら、ダンッと地面を蹴り上げる…突進の勢いが上昇方向への力に変換され、スバルとティアナが空を舞う。
 飛び過ぎないように、襟を強く引き寄せ、ある程度の威力を殺し…離す。

 スバルはネットにダイブし、ティアナは白い支柱に引っかかって止まる、どちらも何があったか良く判って無い表情だ。

 「こらー、危険行為は原点の対象になるですよ!」

 と、ツヴァイが怒鳴り。

 「一寸危なかったかな」

 と、降りてきたなのはが苦笑している。

 「止まれない速度はやめとけ、危ないんだ」
 
 えらく実感のこもった良彦の言葉。
 言われた二人は、ネットと支柱の魔法が解けて、ようやく実感したらしく、すまなそうに謝ってから、スバルは立ち上がり、ティアナは足首を捻ったのか立てなさそうだ。

 「あぁ、今治療をするから」

 「それはツヴァイがやるですよ」

 と、すーっと飛んでティアナの足元へ。
 それを見て、二人は揃って

 「「ちっちゃ!」」

 との事だが、ツヴァイは特に気にしてないようだ。
 なのはを見たスバルが、泣き出し、抱きついたりしてたが、とりあえずは試験は終了した。

 良彦は何か聞かれても面倒なのでツヴァイの助手という事で通し、後片付けがあるからとさっさと離れた事を追記しておく。
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今回はヴィータはお休みです、スターズ二人の試験を見学してました。

次回は、六課稼動の話しになると思います、良彦とアインの六課での立ち位置も次回説明する予定です。

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