魅惑的
[8]前話 [2]次話
『次はどこ行こうかな〜』
再び、フラフラと歩き回るムウマの前に、
「天竜人が来るらしいぞ!」
「あの、お三方か!」
「兎に角、急げ!」
慌てた様子で、廊下を走る海兵達。
チャルロス「お父上、早く人魚が欲しいうえ〜」
シャルリア「私(ワタクシ)も、新しい奴隷が欲しいアマス」
我が儘を言う、息子のチャルロスと同じ様に、娘のシャルリアも言う。
ロズワード「分かった、分かった。私は、これから大事な話がある。
お前達はその間、好きな所へ行ってなさい」
その父親、ロズワードは、二人の我が儘を受け流す。
〜その頃〜
『ONE PIECEって良いね』
ムウマは、街を探索し、旅行気分で楽しんでいた。
『おぉ。良い眺め〜』
街から少し離れた、青々とした大樹を上り、太い幹に腰を下ろしていた。
『何だかんだ言って、もう夕方か…』
夕日が海に沈んでいく光景を眺めながら、ムウマは唯静かに見つめる。
“前の世界”から持って来たウォークマンで、歌を口ずさむムウマ。
〜♪〜♪〜
海を眺めながら、気持ち良く歌う彼女の所へ、
シャルリア「!」
ふと、ムウマの存在に気付いた。
いつもなら、気に入らない物は全て銃口を向けるが、彼女は、それが出来なかった。
すると、ストンッと降りて、歌いながらシャルリアに歩み寄る。
シャルリア「//////!!」
ふわりと微笑むムウマに、シャルリアは思わずドキッと心臓を跳ねらせる。
シャルリアに向かって手を伸ばし、再び微笑む。
静かに歌うムウマに、彼女も聴き入ってしまう。
〜♪〜♪〜
『(妖笑)』
最後の歌詞と一緒に、妖美な笑みを浮かべたムウマ。
シャルリア「貴方――」
シャルリアは、ムウマを呼び止め様とする。
シャルリア「…!」
しかし、潮風が吹くと彼女の姿は、無くなっていた。
シャルリア「…何アマス…この気持ち…」
女は、異世界人に…
魅了された
to be continued
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ