暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0505話
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何だ……アレは……』
『巨大な、剣?』

 ハガネのテツヤと、クロガネのレーツェルの声がオープンチャンネルで流れてくる。

『ギリアム、あれが何か知っているか?』
『いや、私もあのような物は見たことがない』

 レーツェルの問いに首を振って答えるギリアム。

『異星人の要塞……第2のホワイトスター、あるいはドルムだとでも?』
『いや、もしかして以前話した月軌道外宙域で感知された転移反応はあの巨大な剣だったのかもしれん』

 レーツェルとギリアムの会話を、その場にいる全員が静かに聞いていると今度はハガネからのオープンチャンネルでフィリオが驚愕の叫びを上げる。

『あの巨大な剣に近付けば、それだけエネルギーが減っている!? ……艦長、早くこの宙域から脱出を! このままあの剣に近付けば何が起きるか分かりません!』
『わ、分かった。全艦この宙域から緊急離脱!』

 フィリオの切迫した声に、テツヤが頷きそう命じる。
 俺達としてもこの宙域で待機している意味は無いので、大人しく他の戦艦と共にこの場から離脱するのだった。





 ヘルゲート宙域にソーディアンが現れてから数時間程。俺達の姿は既に地球近海にまで移動していた。そこでペレグリン級と合流し、現在はハガネにいるスレイを待っている状態だった。だが……

「艦長、ハガネよりカリオンの発進を確認! PT1機と共にこちらへと向かって来ます!」

 ブリッジでオペレーターが発したその声が事態を動かす。しかしカリオンはともかくPT?

「PTの機種は分かるか?」
「少々お待ち下さい。データ照合……機種判明。ヒュッケバインMk-Uです!」

 ……なんだってヒュッケバインMk-Uが? いや、待て。確かヘルゲートでヒュッケバインMk-Uに乗っていたのは……
 脳裏に俺と縁のある黒髪の少女の姿が過ぎったその時。ハガネとの通信画面が開かれる。

『ペレグリン級、アクセル・アルマー! 聞こえるか!』

 ハガネからの通信画面に表示されたのはカイの怒声だった。恐らくスレイはハガネに向かう前に言っていた事を実行に移したんだろう。

「こちらアクセル・アルマーだ。どうした?」
『そちらのスレイ・プレスティがハガネに搭乗していたフィリオ・プレスティを強引に力尽くで連れて行った。それには教導隊のオウカ・ナギサも共謀している! これはお前達が何かを企んだのか!?』

 スレイの件はともかく、オウカに関しては全く知らない事だったが……どんな経緯であの2人が仲良くなったのかは分からないが、やってしまったものはしょうがない。

「フィリオ・プレスティに関してはそう言う手段に出るかもしれないと前もって聞かされてはいた」
『ふざけるな! ちょっと見直したかと思えば
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