交差点の中心で理不尽を叫ぶ少女
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言うとおり、条件を出したのが秋晴である以上、ルイズがそれを受けた時点で契約と言うかそう言う感じの物は成立した事になる。
頭脳の勝利というか、その頭の良さを明らかに間違った遣い方をしているルイズに戦慄を覚えていると、ルイズが動いた。
胸に押し付けられた事で、マントと杖をとっさに受け取ってしまった秋晴の横をすり抜け、さっさと大通りに出て行こうとする。
「ほら、何してんの、どんくさいわね行くわよ!!時間がないんだから愚図愚図しないでよね!!」
この世界のガイド役兼護衛としてだろう…自分について来いと促すルイズと自分の手の中にある二つの重要アイテムを見比べる秋晴は、我を取り戻すのにしばらく時間がかかった。
それだけの時間を掛けて秋晴は原作における彼女の性格を思い出したのだ。
原作を知っているくせに…負けず嫌いで意地っ張り、一度決めたら自分を曲げない彼女の性格を計算に入れていなかったのが、この一件における秋晴の最大の誤算だ
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