大海の選ぶ道
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【バトル・オブ・フェアリーテイル結果速報】
【ビックスローVSルーシィ&ルーレギオス】
【勝者:ルーシィ&ルーレギオス】
「あ・・・あれ?体が・・・」
「黄道十二門を2体も使ったからね」
ビックスローを倒したルーシィは、ドサッと近くの袋の上へと倒れ込んだ。
魔力の消費量が多いのが原因である。
「僕はいつでも助けに来るから」
ロキはそう言い、ルーシィの星霊の鍵の束を渡す。
「うん、ありがと」
「マジか!?あのバニーガール戦えたのかよ!?」
送られてきた情報を見たガジルが驚愕の声を上げる。
「ルーシィは強えぞ、きっと。あとルーもな」
「一応、ルーシィは最強チームの1人だしね」
「ウソだろ!?だってバニーだぞ!」
確かにバニーガール姿のルーシィは戦えるようには見えないだろう。
「さすがルーちゃん!私も負けてられない!」
親友のルーシィが雷神衆を倒したと聞き、レビィは更にやる気を出して術式解読へ取り組む。
「あとはここさえ解ければ・・・」
『バニーは強えんだよ!』
『そんな話聞いた事ねぇヨ!』
レビィが頑張る中、ナツとガジルはバニーの話を始める。
バトル・オブ・フェアリーテイルには関係ない事だ。
「術式を書き換えて・・・」
『お前、ウサギと亀の競争の話知らねーのか?』
『ウサギ負けてんだろ、それっ!』
ガジルの言う通りだ。
「だけど、ここが最難関・・・」
『最初の1回はな、この後何百回競争してもウサギの連勝だ!』
『な、なるほど。教訓を活かして・・・』
『アンタ達はさっきから何の話をしてるのよ!?』
ナツとガジルの会話にティアがツッコみを入れる。
彼女が何も言わなかったらこの話はエンドレスだったかもしれない。
「それだっ!」
『!』
その瞬間、レビィが顔を上げる。
どうやら、ナツとガジルの話の中に解読のヒントを見つけたらしい。
「そうだよ!2つの文法を違う速度で解読していくんだ。一周して同期した文字の整数をギール文法に変換して、更にローグ言語化」
火がついたように紙に文字を書き続けるレビィ。
カリカリカリカリ・・・と音が響く。
すると、そのペンがカッと止まった。
「解けたっ!」
「「おおっ!」」
そしてついに術式の解読に成功した。
「待ってて、術式を書き換えてくる」
紙の束を手に持ち、ギルド入り口へと駆けていくレビィ。
振り返り、笑った。
「準備はいい?バトル・オブ・フェアリーテイル、参戦だよ」
レビィが術式を解読した。
もう、2頭の竜を閉じ込める存在はない。
「おう!」
「ひと暴れしてやんよ」
遂に―
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