第二十六話
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あおい
「ゴメン、ボクのわがままでこんな勝負に巻き込んで。もう勧誘はしないよ」
ぽつりと呟くように口を開く
あおい
「ボク、昔から野球大好きでさ。中学に入っても野球部の皆はボクを受け入れてくれて…あの時の楽しさを高校でも味わえたらなって思ったんだ」
そこで言葉を区切ると、あおいの頬に一筋の涙が伝った
あおい
「でも…無理だよね。ボクには人1人説得する力が無いんだ。もう諦めた方が…」
虹太郎
「あ、早川さん。その話だけど」
急に話を遮る虹太郎
虹太郎
「9人集まるまでって条件付で良ければ、同好会に協力するよ」
あおい
「ほ、本当に?」
目を丸くして尋ねたあおいに虹太郎は無言で頷いた
虹太郎
「でも、あと7人集めないといけないのは変わりない。俺はあくまでも補充要員だから」
あおい
「うん…ありがとう」
涙を流しながら虹太郎の手を握るあおい
そこへ
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