暁 〜小説投稿サイト〜
26歳会社員をSAOにぶち込んで見た。
第六話 Granza
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ファイナルッ!」」
 互いに攻撃することで、限界が6コンボの技を、10発まで無理やり上げる攻撃!
 当然、息が合ってないと出来ない。
 本来の限界は12回だが、玖渚の武器の都合上、10回だ。
 単体にしか有効じゃないのが痛いところではある。
 しかし、これで十分!
 太陽の如き輝きと共に、サニーの体を、俺と玖渚の武器が貫く!
『……わから……ない……な。 なんで……PKなんか……』
 それだけ残して、サニーは消える。
 ……俺は、PKじゃねぇよ……。
 敵が出ないことを確認し、バーサークを解くと、HPがかなり減っていることに気づいた。
 残り8分の1程度しかない。
 結構危なかったな……。
 あんまりバーサークは使うもんじゃない。
 特にボス戦でなんか使えないな。
 今回みたいな戦いでは有効ではあるけど。
 とりあえず俺は回復ポーションを飲み、体力を回復した。
 それと同時に、部屋の奥に、新たな扉が現れる。
 扉に書かれた文字は……。
『TWO―二つ目の絶望―』
 ……やっぱ、順番があるみたいだな。
「さて……行くか、玖渚」
「うん……アルス、無理はしない方がいいよ」
「大丈夫だ、社会人のメンタルなめんなよ、上司に死ぬほど怒られまくってる俺のメンタルは鋼のハートだぜ」
「えー、怒られてる方が問題なんじゃないの?」
「……痛いところをつきやがるな」
 今の戦闘よりも玖渚の言葉の方が深く突き刺さりながら、俺達は、次の扉を目指す。
 これ以上、何が出ようと、動揺しない……!
 俺はそう決意しながら、扉を開けた――――。
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