スーパーロボット大戦OG外伝
0504話
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NKシステムを通して危険を訴えてきている。ODEシステムのマスターコアは破壊出来たんだ。さっさとここから撤退した方がいい」
その言葉にユンは驚きの声を上げ、次にレフィーナがモニタに表示される。
『ODEシステムのマスターコアを破壊したというのは本当なのですか?』
……あぁ、そう言えばODEシステムの端末と化したユルゲンが話をする前に片付けたんだから、こいつらはマスターコアがヴァルシオン改・タイプCFに移植されていた事を知らないのか。
時流エンジンについて言い争っているラウル達の声を聞き流し、納得する。
「そうだ。ユルゲン自体が既に自我もない状態でODEシステムに取り込まれ、その端末と化していた。そしてマスターコアを先程俺が倒したヴァルシオン改・タイプCFに移植してたらしい」
『ですが、それはあくまでも敵からもたらされた情報ですよね? その真偽を確かめる必要もあるのでは?』
「その時間がないからこそこうして通信を送っているんだ。急いで撤退の指示を出さなければ手遅れになるぞ」
『……それ程の事態が起きる、と?』
「まず間違い無く。俺の念動力はそう教えてくれている」
そう告げるも、レフィーナは小さく首を振ってから口を開く。
『こちらにも念動力を使うパイロットやT-LINKシステム搭載機はありますが、誰もそのような報告はしてきていません』
……まぁ、それはそうだろう。ソーディアンがここに転移してくると知っているのは、あくまでも俺の原作知識故なのだから。だが、悪いがここは念動力で押し通させて貰う。
「それは俺の念動力の強さと、この機体に搭載されているT-LINKシステムの性能による違いだな。知っての通り、俺の持っている念動力はお前達の誰よりも強い。だが、まぁいい。どうしても信じられないと言うのなら、ここに迫っている危機をその目で確認してから行動を起こせばいいだろう。俺がお前達の指揮下に入っていないように、お前達もまた俺の指揮下に入っている訳では無いのだから」
『……今すぐ撤退をしては、ODEシステムの生体コアとして捕まえられた人達を見捨てる事になります。アクセル・アルマー、貴方がこのヘルゲートから退避するのを止めるつもりはありませんが、私達はここに残って連れ去られた人々を……』
レフィーナがそう言った時だった。ヒリュウ改のブリッジへとアラート音が鳴り響く。
『っ!? これは……艦長! UE23、レンジ8に熱源反応多数! ヘルゲートへ向けて急速接近中です!』
同時にオペレーターであるユンからの報告が聞こえて来る。
「ん? どうやらそっちでも気が付いたようだね。あんた達の敵はあたい達だけじゃないんだよ」
ティスからの宣言により、近づいて来ているのが敵だというのが判明す
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