スーパーロボット大戦OG外伝
0504話
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協力してやる程に俺は優しくない!」
吠えるようにそう叫びつつ、クロガネの近くまで退避するエクサランス。
それを見ながら、俺達の機体もヒリュウ改の近くまで退避を完了する。
「キョウスケ・ナンブ、お前はとにかくラミアを艦の中に置いてこい。そいつを持ったまま戦闘に突入したら流れ弾を食らう可能性がある」
近くでアルトアイゼン・リーゼの両手にラミアを乗せているキョウスケへと通信を送る。折角原作のようにラミアが生死不明になる前にODEシステムのマスターコアが移植されているヴァルシオン改・タイプCFを倒したというのに、ここでデュミナスやらその配下やらに攻撃されて生死不明になっては笑い話にもならない。原作通りにコードDTDを起動出来るかどうかが不明な現状だと、念には念を入れておいた方がいいだろうしな。
「……了解した」
キョウスケにも生身のラミアを戦場の中でこのままにしている事の危険性は理解出来ているのだろう。大人しくハガネへと向かう。
『アクセル隊、長?』
ラミアが驚愕と共に呟く声がアルトアイゼン・リーゼとの通信モニタを通して聞こえて来る。接触回線でラミアの声がアルトアイゼン・リーゼのコックピット内に響き、それが通信回線を通して聞こえてきたのだろう。
「久しぶりだなラミア。だが、今のお前はシャドウミラーに所属している訳でも無く、俺の部下でもない。俺を隊長と呼ぶのは止めろ」
『隊長が無事という事は……レモン様も?』
「隊長と呼ぶなというのに。ああ、レモンも無事だ。だが詳しい話は後だな」
再び感じる念動力。それと同時に、デュミナスの周囲に3機の機動兵器が姿を現す。頭部に3つの顔を持ち、その手には杖のような物を持っている20m程度のPTサイズ並みのエレオス。頭部に翼を模した飾りを持ち、全長15m程度の小型機であるテュガテール。そして以前俺がクロガネと共に戦った、4枚の翼と4本の腕を持つデュナミス配下の機体の中では最も巨大な機体、ヒュポクリシス。
全てデュミナスが生み出したホムンクルスのテクニティ・パイデスであるティス、デスピニス、ラリアーの操縦する機体だ。
俺とキョウスケやラミアが話している間に、向こうの方も準備を整えたらしく3機の中で最も小型の機体であるテュガテールが前へと進み出る。
「さぁ、覚悟はいいかい! 今度こそあんた達を倒して鍵を渡して貰うよ!」
その錫杖のような物を突きだしてくる様子を見ながら、ヒリュウ改へと通信を繋ぐ。
「ヒリュウ改、こちらアクセル・アルマーだ」
『こちらヒリュウ改です。何でしょうか?』
ラウルや他の者達がティス達と会話をしているのを聞きながらも、モニタに表示されたユンへと告げる。
「このままここにいるのはやばい。俺の念動力がT-LI
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