第一章 最強の女教師
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ろに振り上げる。
刀と長剣が、再びぶつかり合う直前オリオトライは、目を見開いた。
「上ですよ」
刀と長剣がぶつかる直前、椿は再び瞬歩を使い今度はオリオトライの真上に跳んだのだ。
「決める!!」
右手に持つ刀を、逆手に持ち変えオリオトライに突っ込む
「なるほど、これは予想外だね…けど残念」
すると、オリオトライは椿の予想を遥かに越える速さで、長剣を振るう
(この人本当に、人間かよ!?)
想像以上の速さに、椿の反応が遅れる。
オリオトライの長剣は、的確に椿の脇腹を捕らえている。
そしてオリオトライの、長剣が椿の脇腹に当たった瞬間オリオトライは、違和感を感じた。
「手応えが……ない?」
その瞬間、その違和感の正体を理解する。
「残像か!?」
オリオトライが切ったのは、椿が瞬歩で作った残像
本物の椿はオリオトライの、懐に入り込んでいた。
「言ったでしょう、決めるって」
椿は体勢を低くし、右斜め下から思いっきり逆手に持った、刀を振り上げる。
「(行ける)」
椿は勝利を確信する、だがその瞬間椿の右手首に衝撃が走る。
「な……に」
右腕は止まっていた。
正確には止められていた。
オリオトライの、左足の裏が椿の右手首を蹴ることで止めていたのだ。
「惜しかったね……椿」
椿対オリオトライ
今回もオリオトライの勝利だった。
だが、それは一対一の場合だ。
「いいえ、先生俺達の勝ちです。」
その言葉と同時に椿は、大きく後方へ跳躍する。
そして同時に叫ぶ
「ぶちかませ、ナイト!!!」
「ありがとう、椿君」
オリオトライ上空を飛ぶマルゴット、がオリオトライに向けて放つ
「ヘルリッヒ!!」
放たれた光弾は、オリオトライに向かう
だが直前でオリオトライは光弾を避ける
「またまた、残念」
大きな爆発が起き、その煙の中からオリオトライは椿に手を振りながら走り出す。
「クソッ」
「残念」
椿とマルゴットが肩を落とす。
結果的にオリオトライは、無事に品川のヤクザの事務所にたどり着いた。
「ほらほら、後から来て勝手に休まない……生き残ったのは鈴と椿だけ」
「はい?……あ、いえ、わ、私、運んで、貰った、だ…けなので、はい」
「俺も、前半はペルソナ君に運んで貰ってたからな」
「それが、チームワークとしての選択だから別に、良いのよ途中リタイアもちゃんと救護してたみたいだし、二年の時より遥かにいいわ」
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