第一章 最強の女教師
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回り込みます。」
浅間の言葉と同時に、矢はオリオトライの長剣を避けるように回り込み、オリオトライの顔に向かう
そして、音が響き光が爆ぜる。
「やった。」
浅間がガッツポーズをとる。
他の皆も当たったと思っていた。
だがその中で、椿だけが皆とは逆の言葉を呟く
「惜しかったね、浅間」
椿の言葉に、浅間が疑問の表情を浮かべる
だがその瞬間当たったと、思われていたオリオトライが走り出した。
つまりそれは、浅間の矢が当たっていないということだった。
「アイスが〜」
「だ……大丈夫?…浅間さん」
落ち込む浅間に、鈴が心配そうに言葉をかける。
「あの女教師、剣を抜いた時に髪の毛を数本切ったんだ、そして回り込んだ矢が髪の毛に当たり、先生に当たったと誤認させたんだ。」
椿は冷静に、状況の説明を話していた。
「つっても、ノリキに点蔵…ウルキアガ、それに浅間までだめか〜仕方ない行くか」
椿の言葉に周囲が反応する。
「やっとか、頼むよアリアダスト最強君」
「その呼び方やめろ、ネシンバラ」
ネシンバラの言葉に、ツッコミを入れると椿は体を少し沈める。
足に力を入れ、思いっきり地面を蹴る。
その瞬間、今までペルソナ君の隣を走っていた椿が、一瞬で何十メートルもさきにいた。
「先生も先生ですけど、椿君も椿君ですよね」
「全くだね」
浅間の言葉にネシンバラも、同意する。
一般人が見れば今の椿は、残像としか見えないだろう、椿が今使っているのは瞬歩と呼ばれる、椿独自の歩方だ
その瞬歩により、椿は数秒でオリオトライに追い付く
後ろから来る、椿に気づいたオリオトライは大きく跳躍し、空中で体を捻り椿の正面を向く
「やっと来たか、最強君」
「やめて下さいよ、先生まで」
お互いに軽口を叩き合うがお互い警戒心は、欠片も抜かない
「行きます!!」
先に動いたのは、椿
瞬歩でオリオトライの目の前に、近づくと左の腰にある二本の刀の内、刀身が短い方の刀を抜き放つ
それに反応し、オリオトライも背中の長剣を抜き、降り下ろす。
ぶつかり合う刀と長剣、耳障りな金属音を放つ
「もう一本は抜かないの?」
「一応授業なんでね、抜くつもりはありませんよ」
その言葉を聞くと、オリオトライ、長剣に力を込め思いっきり振るう
オリオトライの力に耐えられず、椿は後方へ飛ばされる。
企業区画の、屋根に着地するとまた瞬歩を使い、今度はオリオトライの後ろに回り込む
「相変わらず、速いわね〜」
だがオリオトライは椿の、瞬歩に反応し
長剣を後
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