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鉄槌と清風
43部分:42:結婚前夜→式
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弁である。
 クロノの予想通り、混沌とした時間が過ぎていった。



 翌日、式はつつがなく終了する、エイミィのドレス姿は綺麗だったし、クロノも決め込んでいた。
 友人代表でヴェロッサの挨拶や、女性の方ははやて、なのは、フェイトの3人が揃って歌を歌ったりしていた。

 まぁ、お偉いさんも多くその挨拶に時間をとられたのも事実だが。
 今は、披露宴も終わり、二人を見送る所だ、地球ではブーケトスなどがあるが、こっちは無いみたいで、ブーケはエイミィの手元にはない。

 そう思っていた少し前の良彦はいきなりの展開に驚きを見せる。

 「それじゃ、はやてちゃん」

 「ほい、いくでー」

 エイミィの言葉に、はやてが反応し、空をブーケが舞う、いや…ツヴァイが運んでいる。

 「じゃ、トスいっくよー!」

 エイミィ振りかぶって…投げた!
 一直線にヴィータに向かい投じられるブーケ。

 「んなっ、あぶねーだろエイミィ!」

 それをしっかりと受け止めるヴィータ…辺りの女性陣は何故かにこにこ顔で。

 「次結婚するのはヴィータちゃんだね」

 と、なのはが、爆弾投下。

 「なんでだよ、つか、どういう事だ!」

 わけの判らないヴィータに、はやてが

 「地球ではな花嫁の投げたブーケを取った人が次結婚するいう、験担ぎがあるんよ」

 「で、今ブーケを受け止めた」

 「だから、次はヴィータちゃんなの」

 はやて、フェイト、なのはが説明し。

 「ま、ええやんかヴィータには良彦君おるし」

 はやてが追撃。

 「な、なんで良彦が此処ででてくんだよ!」

 ヴィータが真っ赤になりながら反論している、その隙に、そこを離れようとした良彦、だが

 「まぁまぁ、何処行くんだい良彦君」

 ヴェロッサにつかまっている。

 「ヴェロッサ、お前もまさか」

 「さあ、何のことかな…ぷぷ」

 「くっ、孔明の罠か、これが」

 まぁ、良彦も顔が赤いのだが。

 「と、とにかく…あれだ、結婚とかあたしは、その」

 「まぁ、おちつきやヴィータ…験担ぎなだけで、ぜったいとちゃうから、な」
 
 真っ赤なヴィータをなだめるはやて、良彦も諦め、ヴィータのそばに。

 「とりあえず貰っとけ、さっき言った以外に幸運のお裾分けの意味もあっから」

 ぽんと赤くなったヴィータの頭を撫で、苦笑する。
 それに頷き、だが良彦と視線を合わす事なく、クロノとエイミィの新しい出発を見送ったのであった。
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まぁ、たまには男衆と喋るのもってことで。

次回は、18歳の
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