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ドリトル先生学校に行く
第一幕 充実している学園その九
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「日本人でもそんなにいないですよ」
「あの本を最後まで読んだ人も」
「そうなんですか」
 先生は日本人の中でも源氏物語を最後まで読んだ人が少ないと聞いて意外なお顔になりました、そのうえで言うのでした。
「日本人なら沢山の人が読んでいると思っていましたが」
「いや、古典ですから」
「文章が昔のものですから」
 学生さん達は読んでいるかどうかについては苦笑いをしてこう言いました。
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