暁 〜小説投稿サイト〜
虹の軌跡
第二十四話

[8]前話 [2]次話
力を振り絞って、投球に入るあおい


しかし、ボールが放たれる瞬間

あおい
「アッ…」

アンダースローで身体を酷使し過ぎたのだろう、膝が震え、バランスを崩して倒れてしまった

それでも、何とかボールはバッターボックスへ向かって放たれた

矢部
「あおいちゃん!」

捕手役の矢部が駆け寄る

その矢部の頭上を越えて、ボールはフラフラと軌道を描き、ホームベースの少し後ろへ落ちた

虹太郎
「……なぁミケ」


啓一
「ん?」

不意に親友に声を掛ける虹太郎

目線の先には倒れたあおいを介抱する矢部


虹太郎
「今の最後のボール、判定は?」


啓一
「…内角低め、ギリギリ入ってるな」

虹太郎
「そっか……」

それだけ言うと、虹太郎もあおいのもとへ駆け寄った
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ