第九十話
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第九十話 やはりこれか
亜美はここでだ、クラウンの楽器を思い出してみた。メンバーのそれぞれが使っている楽器のことである。
「華奈子ちゃんがサックス、美奈子ちゃんがフルート」
「フルートは少し違いますが」
「お二人はヴォーカルですから」
「ええな。それでや」
さらにだとだ、亜美は話していく。
「春奈ちゃんがドキーボード、赤音ちゃんがドラムでな」
「梨花さんがギターですね」
「美樹さんがベースで」
「後何ある?バンドで」
あらためてこう言うのだった。
「ギター二つあるバンドもあるけどな」
「はい、バンドによっては」
「そうしたグループもありますね」
この辺りはそれぞれだ、バンドによる。
「少なくともギターとベース、ドラムは欠かせませんね」
「この三つは」
「キーボードはプラスやな」
ヴォーカルはギターが兼任することもある、この辺りは本当にそのバンドそれぞれのメンバー構成次第である。
「クラウンはもう四つあって吹くのも二つや」
「では後は」
「何があるでしょうか」
「やっぱりあれになるんやろか」
亜美は考えながら述べた。
「パーカッションな」
「それですか」
「それに戻りますか」
使い魔達も言う。
「ご主人の使われる楽器は」
「パーカッションですか」
「ギター二つ、っていってもや」
どうかとだ、亜美は言う。
「うちギターはなあ」
「あまり、ですか」
「お好きではないですか」
「何かな」
どうかというのだった、実際に。
「イメージできんわ。けどパーカッションやったらな」
「それが、ですね」
「イメージ出来るからですね」
「やってみよか」
こう使い魔達に話す。
「一回な」
「まずは実際に一度やってみてですね」
「それからですね」
「そうしてからやな」
「そうですか。では今から」
「パーカッションをやってみましょう」
セレネーとアルテミスも亜美に勧めてみる、まずはパーカッションに戻ることにした。そうして演奏してみるのだった。
第九十話 完
2013・12・12
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