『第十八話』〜湯の町 海鳴温泉〜
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だ!!
「ユーノ!お前は俺の親友になれるかもかもしれないな」
「きゅう!」
ユーノと指でハイタッチ(?)をする。
本当、ちゃんとした形でユーノと話をしてみたい。
なのはじゃないけれど、話しをしてみたい!
その後、俺とユーノは仲良く友情を深め合っていた。
「………何か拓斗君、ユーノと仲良くなってるね」
「………そうですねぇ。でもこんなに仲良さそうだと」
「………はい、ヤキモチを妬いちゃう人達が」
『ムゥゥゥゥゥ………』
背後から三人の謎の視線に俺はまったく気が付かなかった。
「あー……やっと着いた……」
俺は荷物の入ったバッグを肩に掛けながらそう言った。
あれから三十分程経過して、ようやくお目当ての老舗温泉旅館『海鳴温泉』に到着した。
目の前には立派な旅館があり、その周りには行く山々の綺麗な自然。近くには透き通るような小川が流れており、リフレッシュしたりするのに持ってこいの場所だ。
しかしそれを見る余裕がない。正直、すぐにでも横になりたい気分だった。
「あ〜あ、残念」
「まだ帰りがあるわ! 次は負けないわよ!」
「わ、私だって」
早くも帰りの事について話している三人……何してたんだ?
因みに俺の隣は三人は座らず、美由紀さんとファリンさんが座った。
「さて、みんなまずは荷物を置きに部屋に行こうか」
士郎さんの一言で旅館に入るみんな。とりあえず……温泉だな。
しかしそのあとに一つの問題が起きた。
現在ある部屋の入り口前に居る。
勿論、俺が泊まる部屋なのだが……
『部屋の割り当て』
これのお陰で少々問題が起きていた。
「いや、何でなのはとアリサとすずかと俺が同じ部屋なんだ……?」
そう、何故か部屋割りがそうなっている。
勿論恭也さんは忍さんと二人部屋。士郎と桃子さんも二人部屋。美由希さんとファリン、ノエルさんの三人部屋、そして俺となのはとアリサとすずか(ユーノも)の四人部屋の四つに別れている。
ちなみに鮫島さんは一人部屋らしい。
「男ならいつかは乗り越えるしかない壁だ。ファイトだ、拓斗。お前にならなのはを任せられる」
恭也さんは爽やかな笑顔とイケボ、そしてピンとサムズアップしながらそう言って何処かに行ってしまった。
………いやいやいや! ちょっと待てよ! いつかは乗り越えるしかない壁って何だよ!? そんな壁あってたまるか!
「ちょっと待てって、恭也さん速すぎ!?」
すぐさ
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