外伝その一
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
オレは影から残りのジュエルシードを出し見せる。
「なのは、すまないがすずかお嬢様に世話になったとだけ伝えておいてくれ。オレはこの街から出て行くから」
それだけを言い残しオレはフェイトとアルフと一緒にこの場から転移で離れた。
「それでテスタロッサ達はなんでジュエルシードを集めてるんだ」
ダイオラマ魔法球の中に招待して話し合いをする事にした。
「お母さんが必要としているから。だから渡してくれないなら」
「勝てなくても戦うつもりか。残念だが渡せないな」
「そうですか。なら」
戦闘態勢を取ろうとするフェイトとアルフに待ったをかける。
「ジュエルシードを集めるってことは叶えたい願いがあるんだろう。だがジュエルシードは破壊でしか願いを叶える事が出来ない。だからオレがテスタロッサのお母さんの願いを叶えてやる。だから代わりにジュエルシードを渡してもらっても良いかな」
「何かしらあなたは」
「はじめまして、プレシア・テスタロッサ。オレはレイト・テンリュウ。ジュエルシードを20個保有している」
その言葉と同時にプレシアが杖を振ると雷が放たれる。が、オレの魔法障壁を抜ける様な威力ではない。
「くっ、なんて硬い障壁なの」
「とりあえず話を聞いてくれないかね。フェイトとの約束があるのでね」
「あの人形との約束ですって?」
「人形か、その人形を命を弄んでおいて貴様は何を望む」
無詠唱で雷の暴風をプレシアに当たらないように放つ。
それにプライドを傷つけられたのかプレシアに魔力が集まり、
吐血した。
「おい大丈夫か(お母さん)なんだ今の声は」
フェイトに似た声がどこからか聞こえてきた。だが今はそれを調べるよりもプレシアの治療の方が先だ。
「触らないで」
「少し黙れ」
プレシアがオレを振り払おうとするも力がこもっておらずかなり弱っているのが見て取れる。すぐさまプレシアの身体を『理解』する。プレシアの命を削っている症状に似た症状をオレは極最近知った。キティの闇の魔法だ。アレのように体内に魔力溜まりが何カ所も出来それが癌のように増殖しているのだ。このままでは後半年も生きれないだろう。だが一度成功しているのだ。魔力溜まりを全て分解し終えるとプレシアの呼吸が落ち着いた。今回は精霊がいない分簡単に治療は終了した。
(良かった)
また声が聞こえたが今度は確実にその存在を捕らえる事が出来た。
プレシアの後ろに隠れるようにフェイトよりも幼い少女の霊がいた。
この娘がクローンであるフェイトのオリジナルの少女なのだろう。だが、どういう事か霊体にしてはあまり
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ