第三十三話
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
が」
「なぜ飛ばされたと感じたんだ。もしかしたら分解されたのかもしれないが」
「原作にも似た様な魔法があったんです。魔法世界人を完全なる世界に飛ばす魔法が。それによく似ていたんです」
「なるほど、ならあいつらは何処かの別空間に封じ込められたと考えた方が良いだろう。一番最悪の可能性は別の世界に飛ばされたといった所だろうな」
「やはりですか」
「過ぎてしまった事は仕方ない。とりあえずオレが知っている範囲ではそのイレギュラーは転生者ではない。これは保証する。ならそいつは世界の修正力が働いた結果、存在する者なんだろう。こいつに関しては情報を集めておくしか無いな。なら次に世界の修正が入りそうな場所はいつか分かるか」
「難しいですね。原作で起こる大きな事件は零斗さんが前提条件を粉々にしてますから」
「なら大きな事件を一つずつあげてくれ。こちらでも予想の付く限り対策を取ってみよう」
「わかりました。まずはネギが三学期にこちらで教師を行なう事になっています。そして女子寮の『黄昏の姫巫女』である明日菜さんと木乃香さんの部屋に居候させられます」
「それはこちらでも情報をつかんでいる。オレが居る以上担任になどさせない。寮の方も空きがあるしタカミチも面倒を見てくれる。問題は無い」
「ネギが魔法の秘匿に関しては全くと言って駄目なのは」
「それも知っている。未だに魔力が安定していないんだろう」
「その他にも明日菜さんの機嫌を取ろうと惚れグスリ、しかも違法クラスの物を作って使用します」
「......注意しておく」
「その次は、採用試験として2-Aの期末テストでの最下位脱出を言い渡されます」
「ウチのクラスは既に最下位は脱出している。これはたぶん最下位脱出から上位に入るようにしろとかに変更されるだろう」
「次は吸血鬼事件です。ネギに自分よりも格上の魔法使いが居る事を知らしめる為にエヴァさんを嗾けるのですが」
「う〜む、これは外部から呼び寄せる。違うな、どうにかしてリーネに襲わせるつもりだろうな。あの茄子はオレたちを自分の思うように扱えると勘違いしかしてないからな。実際ネギの事をひた隠しにしてやがる。直前になってから報告するつもりだろうな」
「できればこの事件を起こしてもらえないでしょうか?一応肉親なので警告ぐらいは出してあげたいので」
「......まあいいだろう」
「ありがとうございます。その次は修学旅行で関西呪術協会のクーデターに巻き込まれますが」
「間違いなくここで介入が入るだろう。だがどういう風に介入が入るかが分からない」
「原作では木乃香さんを攫って、その魔力を使ってリョウメンスクナの封印を解くという計画
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ