獅子の光
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「ルーシィ、ルー。下がってて」
「何言ってんの!」
右腕を広げてルーシィに下がるよう言うロキ。
が、ルーシィは鞭を手に取り、勢い良く地面に叩きつける。
「星霊は盾じゃないの!一緒に戦うのがあたしのスタイル」
鞭を構え、言い放つ。
その言葉にロキが微笑みながら振り返り、ルーシィも笑ってみせる。
「大丈夫だよ、ロキ。何かあったら皆まとめて守るからね!」
ルーが笑い、3人は軽く頷き合う。
それを見ていたハッピーは―――――――
「できてる」
「できてないっ!」
頬を染め、口元に手を当てて呟いた。
『!』
その瞬間、人形が一斉に魔力弾を放ってくる。
それを3人は後ろに跳んで避けた。
「人形は僕とルーがなんとかする!」
「道が出来たらルーシィは鞭でビックスローを叩いちゃって!」
「OK!いくよハッピー!」
「あい!」
ロキとルーの言葉にルーシィは鞭を構えハッピーと共に向かっていく。
「王の光よ、我に力を」
右腕を曲げ、曲げた部分に左掌を当てる。
ロキが光に包まれ、カッと目が見開かれた。
「!」
そしてその光を両腕に纏い、その腕を振るって人形を破壊する。
「わあっ!」
「すげぇ!光を纏った獅子だ!」
初めて見るロキの『獅子宮のレオ』としての魔法にルーシィとハッピーは歓声を上げる。
が、人形が壊されようがビックスローは痛くもかゆくもない。
「無〜駄だってぇ!魂に攻撃は効かない!いくら壊されても新しい人形に憑けるからなァ!いきな、ニューベイビー!」
その言葉に反応し、新たに操られる事になった人形たちがルーシィへと向かっていく。
ルーシィへと突撃していく人形達。
「大空風流!」
が、人形は1体もルーシィに当たらない。
「だったらこうやって吹き飛ばして引き離すだけだもんね!」
「何体こようがルーシィには近づかせない」
ルーが人形を吹き飛ばし、その吹き飛ばされた人形はロキによって破壊された。
「チャンス!」
たんっ、と屋上の床を蹴り、ハッピーに掴まれて飛んだルーシィは鞭を構える。
「これで観念しなさーい!」
「くっ」
バチィン、と音が響く。
ルーシィが振るった鞭はビックスローが後ろに跳んで避けた事によって外れ、地面を叩いた。
「おおっ、怖ーな女王様」
「違うって言ってんでしょ!」
ビックスローの言葉に叫ぶルーシィ。
「ビックスロー本体はそう力を持ってない!頑張れ!」
「遠距離系だったり召喚系の魔法の場合、肉弾戦をする事が滅多にないからね!」
「何だとコノヤロウ!」
ロキとルーの言葉にビックスローは怒る。
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