第10話 距離の縮め方 中編
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護人を先ほどの荒れた森へと案内する。
やはり、護人から見てもこの森の荒れようはおかしく見えるらしい。
俺達は集いの泉に集まって話し合いを続けた。
んで、帝国の仕業とも考えられけどあいつらが森を荒らす理由がなく、結局警戒するしかないって事で解散になった。
なんだか、やな雰囲気だな……
そう思っていると、残ったファルゼンがレックスに話しかけた。
あれは呼んではならぬ、と。シャルトスを警戒しているらしい。
ファルゼンもあの剣に嫌な予感を感じているらしく、警告をした。
しかし同じく残っていたアルディラは違う意見で島を護るのにあの力は使えると言う。
それを聞いたファルゼンはどこかへ行ってしまった。
その後、アルディラは見せたいものがあるらしい。
なんでも島の由来に纏わるもののようだが……
皆に話を伝えたら戻ってきて欲しいそうだ。
少し暗い雰囲気で俺達は集いの泉から船へと向かったが、その途中。
「ユエはあの剣についてどう思う?」
……確かに強力な力だけどさ、俺は、なんか嫌なんだ。
アルディラの言う事も分かる。けど、あの剣をレックスが使うたびに嫌な予感が強まっている気がする。
あの剣を使い続けていたら、何か、取り返しのつかない事になりそうなんだ……
「ガウ……」
「……ユエも警戒すべきだと思うの?」
言葉は伝わらないものの、心は多少伝わる。
なんだろうな?なんとなく繋がっている感じがするんだ。
だからかな?レックスの事が少し分かるし、俺の事もレックスに伝わりやすくなったんだ。
「そっか……」
言葉で話せたら良い。
でも、言葉がなくとも伝わる事を嬉しく思う。
「ガウウ!」
俺はレックスの服を少しひっぱる。
俺の伝えたい事が分かるか?相棒。
そんな気持ちも込めて。
「俺もいるって言いたいのかな?」
ほら、分かった。さすが、俺の相棒!
「俺達はパートナー、相棒だもんな」
「ガウ!」
おうよ!と答えて暗い雰囲気をなくした俺達は船へと向かった。
海賊船。
説明した後、カイルとヤードが森を調べに行った。
その後、いくつか分かった事があるとの事で話を聞いた。
召喚術で森を破壊したにしては変で、カイルによると虫食いの跡に似ているように感じたとの事。
話はそこまでで、俺達は再び警戒を続ける事になった。
そして俺達はイスラの様子を聞くためにラトリクスへ。
ラトリクス、リペアセンター。
クノンによると俺達と出かけてからイスラの調子が良くなったらしい。
散歩でよければ何時でも付き合うぜ!
俺、散歩大好きだ!
「ユエ、尻尾が少し痛いよ」
いかん、レックスに尻尾が当たって
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