第10巻 ノリで釣る
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スンの問題発言は置いといて、釣りだ釣り!
「で、釣りの方法なんだが、困った時の筆技だろ?」
「またそれかィ……まあ、できるだろうけどよォ」
よし、楽しい釣りの始まりだ!
さあ!コカリ!サオを振るのだ!
「う、うん」
戸惑いながらもコカリがサオを振るとアマ公が即座に筆技でサオと魚を繋いだ。
その瞬間、サオがしなり始める。
「か、かかったぁ!?」
「よっしゃ!引っ張れコカリ!」
コカリは謎の奇声を上げてメダカを釣った。
おおっ!釣れた釣れた!やれば出来るじゃねぇか!
この調子でどんどん釣るぜ!
俺達はその後魚を釣り続け、そして結構でかい魚が引っかかった。
「お、でかい!ありゃ、サケか!?いけコカリ!」
「にゃにゃー!!」
猫かお前はと言いたくなる奇声で大物を釣り上げるコカリ。
釣り上がったサケはコカリの身長以上あるが……どんだけ怪力なんだコカリ。
そう思っていると大物のサケがぶるぶると動き口から何かを吐き出した。
模様の描かれた石っぽいけど……
「こ……これは遺跡のカギだぁ!」
まじか。これ、カギなのか。
ん?アマ公どうした?カギくわえて……
ああ、ガキを危ない目にあわせないようにって事か、かっこかわいいぜアマ公!
「よし!皆のもの逃げるぞ!」
「おう!」
「ワフ!」
俺達が逃げ出した瞬間、コカリが追いかけ始める。
「待てぇぇぇぇぇ!!」
「うっわ、怖っ!コカリ予想以上に怖っ!!」
とてつもない形相で追いかけてくるコカリまじ怖ぇぇ……
臆病な所があるけど怪力だし、かなり強そうだよなコカリって。
捕まったらやばいかもしれん。
「加速!」
「さすが、兄ちゃん。逃げ足だけは速いぜィ……」
俺達は逃亡劇の末に遺跡入り口に到着。
石をはめ込んだら扉が開いた。
遺跡を前にしてなにやらイッスンが邪な考えを持っているようだが……
まあ、宝探しはロマンだよ?
「遺跡を探検って良いな。俺、初めて遺跡なんて入るよ」
「安心しな兄ちゃん。オイラもだ」
「ワンワン!」
「なんかわくわくすっぞ!早速遺跡探検だ!」
「おい、兄ちゃん。目的忘れてないかィ?」
失礼な、梅太郎救出だろ?覚えてるって。
ただ、ついでに探検するだけだ。
「なんだか、梅太郎救出がついでになってる気がするぜィ……」
「行くぜアマ公!」
「ワン!」
いざ、ドキドキ遺跡ツアーへ!
「やっぱり梅太郎ついでじゃないかァ!!」
叫ぶイッスンを置き去りに遺跡の中へ。
するとでかい像が見えてくる。
「ほー、でっかい像だな」
「ぜぇぜぇ……」
イッスンは何を息切れてい
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