第二十話
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啓一の強引な計らいで勝負することになってしまった虹太郎
翌日、第3グラウンドに集まった4人
キャッチャーは矢部が、審判は啓一がやることになった
あおい
「ボクが勝ったら絶対入部してね。潮見君、公正な判定よろしく」
啓一
「OK。厳しくいくよ」
そう言って、矢部と共にバッターボックスの後ろに立つ
第3グラウンドは元々野球グラウンドだったようで、勝負が決まった昨日、4人で軽い整備をしたのだ
矢部
「潮見君、ちょっと質問でやんすが…」
虹太郎とあおいが準備運動をしているのを見ながら矢部が話しかけた
矢部
「実際のところ、七橋君は上手いんでやんすか?昨日の話し方じゃ経験者っぽいイメージがあったでやんすが」
啓一
「あぁ、俺も虹太郎も小学校からやってた。リトルのころにはそこそこ強いチームにいたしな」
矢部
「そう言えば東雲中学出身でやんしたね。野球部は強かったんでやんすか?」
啓一
「中の上ってとこだ。予選の決勝で帝王大付属中学と当たってな、4対6で負けたんだ」
矢部
「4点も取ったでやんすか?あの帝王大付属中学から?」
啓一
「まぁな。当時、俺が三番、虹太郎が五番でな、余程の強豪じゃなければ俺と虹太郎で一点取れたから」
淡々と話す啓一に感心する矢部
そして一打席勝負の準備が整った
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