スーパーロボット大戦OG外伝
0503話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
距離でクロノスから砲身を展開していたビームガトリング砲、リニアレールガン、ランツェ・カノーネ2門のトリガーを引いた。
さすがにこの至近距離から、回避する事も出来ずに好き放題に撃たれるのは効くのだろう。その衝撃で次々に宙間スラスターの部品が砕け散り、装甲も破壊されていく。
大きさで言えばグロウセイヴァーはヴァルシオン改・タイプCFの半分もない。それでもその動きを強引に止める事が出来ているのは、やはり時流エンジンとプラズマジェネレーターをフルドライブさせているおかげだろう。
「ファントムッ!」
同時に先程退避させていたファントム全機にレーザーブレードを展開させたままこちららへと突っ込ませる。
これまでの牽制の為の一撃とは違い、レーザーブレードを展開したまま最大速度で突進。ヴァルシオン改・タイプCFの装甲を抉り、機体内部へとその身を沈めていく。
「アダマンハルパー、ナイン・テールモード!」
グレイプニルの糸を多少緩め、腕を振るう空間を確保してアダマンハルパーを展開。ナイン・テールモードの9条の鞭へと姿を変え、そのまま振り下ろす!
ギャギャギャギャッ、という金属同士が擦れ合う聞き苦しい音を周囲に響かせながら機体背部に装備されている宙間スラスターが全て破壊され、砕かれ、斬り裂かれて部品がヘルゲートの中へと散らばる。
まだだ!
「SPブースト……斬っ!」
T-LINKシステムへと大量のSPを注ぎ込み、その動きを縛っていた念動力で生成された糸へと切断性能を付与。そのまま思い切りグレイプニルの糸を引き、糸が絡まっていた四肢を念動力の糸によって斬り裂かれていく。
「食らえ、仕上げの一撃だ!」
四肢を失い、ヴァルシオン改・タイプCFの最大の特徴とも言える宙間スラスターすらも破壊され、文字通りに胴体と頭部しか無くなり戦闘力を失ったODEシステムのマスターコアへと向かって、グレイプニルの糸を解除、素早く武器ラックからガン・レイピアとハルバート・ランチャーを取り出す。同時に胸部装甲を展開、多弾頭ミサイルのファイア・ダガーを零距離から発射し、両腕に持った2つの武器のトリガーも引く。
「貴様は消えろ、ODEシステム!」
その台詞と共に、巨体を誇るその胴体すらも消滅していき……最後に残ったのはマスターコアが移植されたであろうコックピットブロック周辺のパーツのみだった。
そして背後から聞こえて来る爆発音。一瞬だけそちらを確認すると、そこではアルトアイゼン・リーゼがバルトールを撃破し、コックピットブロックからラミアを救出している。手足に若干の損傷が見られるが、その目にはしっかりと己の意志を宿しているのを見て安堵する。
「残念だったな。いざという時には一瞬の隙を突いてあのラミアを攻撃。キョウスケ達
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ