スーパーロボット大戦OG外伝
0503話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
っ!」
スレイの乗るカリオンが小刻みに動き、時にはバレルロール回転をしながら、カリオンの先端に内蔵されているレールガンを連続発射をして、そのまま距離を縮めていく。
「これが私の……スレイ・プレスティの実力だ!」
続けて機体の先端にエネルギーを発生させ、そのままヴァルシオン改・タイプCFへと突っ込んで行き、装甲表面を削り取りながら通り過ぎる。
Gドライバーからのソニック・カッターへと繋げた訳か。言うだけなら簡単だが、実際に行うにはかなり繊細なテスラ・ドライブの制御が必要になる。この辺はさすがスレイと言った所だろう。
「ファントムッ!」
そんなスレイの作った隙を逃さずに、ファントムを全機射出。T-LINKシステムを通じて俺の意志を伝え、レーザーブレードを展開したままヴァルシオン改・タイプCFへと突っ込んでいく。
さすがに60m近い大きさを持つとファントムを回避するのも難しいらしく、その巨体には面白いようにレーザーブレードが突き刺さる。それでもさすがに究極ロボの異名を取るヴァルシオンの量産機と言うべきだろう。その装甲の厚さは並ではない。だが……
「ムラタ、スレイ。遠距離攻撃で奴の注意を俺に向けさせるな」
短く指示を出し、量産型システムXNを起動する。
「システムXN、起動……転移座標確定。転移フィールド生成開始……」
ファントムがヴァルシオン改・タイプCFの周囲を舞うように飛び回り、隙があればレーザーブレードを突き立て、あるいはその装甲を削り取っていく。あるいはレーザー弾を連続して発射し、小さいながらもダメージを重ねていく。
スレイのカリオンはホーミングミサイルとマルチトレースミサイル、レールガンを連続して発射し、ムラタもまた得意ではないながらも何とかバースト・レールガンを撃ってこちらから注意を逸らさせる事に成功している。
その様子を見ながらビームガトリング砲、リニアレールガン、ランツェ・カノーネの砲身を展開。同時に両手に装備されているグレイプニルの糸をいつでも展開出来るように準備する。
そのままグロウセイヴァーは光の繭のような転移フィールドに包み込まれ……
「愛……転移!」
精神コマンドの愛を使い、それと同時に転移が行われ、次の瞬間にはグロウセイヴァーはヴァルシオン改・タイプCFの背後へと姿を現していた。
「グレイプニルの糸、起動!」
T-LINKシステムを通し、グロウセイヴァーの両手から念動力を糸状態へと変化させグレイプニルの糸を生成。目の前にいるヴァルシオン改・タイプCFへと絡みつける。
「ゴルゴンの瞳に魅入られろ!」
グレイプニルの糸により強制的にその動きを止め、ファントムを少し距離を取ってこちらから離す。同時に零距離ともいえるこの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ