TURN119 アフリカ侵攻その八
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「散開する?それで鉄鋼弾を退ける?」
「ああ、そうだな」
イギリスもマリーのその決断を聞いて言った。
「さもないと鉄鋼弾を一方的に受けてな」
「本当に戦局決められるよね」
「避けないとな、けれどな」
「ここで陣形を散開したら」
「ああ、まずいぜ」
こう言うのだった。
「あっという間に突破されるぜ」
「そうしたらやっぱり」
「終わりだよ」
防衛ラインを突破されればやはり一緒だ、それで戦局が決定してしまうのだ。
どちらの判断を下しても危うい、だがそれでもだった。
イギリスも覚悟を決めてだ、こうマリーに言った。
「ここはな」
「どうすればいいの?」
「ああ、衛星達の中に入ってな」
そうしてだというのだ。
「守るぜ」
「そうするのね」
「ああ、こうなったらそれしかない」
散開しても突破される、そして集中したままでも鉄鋼弾攻撃で同じことになる、それではこれしかなかった。
「あくまで防衛ラインに篭ってな」
「消耗戦ね」
「それをやるしかないな」
「うん、じゃあ」
「防衛ラインを敷いてそれを楯にしてな」
艦隊を剣として戦っていた、それをだというのだ。
「もうここは一つになってな」
「やるしかないのね」
「敵を消耗させてそれでやるしかねえ」
イギリスはフランスが直接率いる艦隊と応酬を続けながら言う。
「じゃあな」
「うん、戦うよ」
こう言ってそしてだった。
エイリス軍は枢軸軍の鉄鋼弾が来る前に防衛ラインの陣地の中に入った、そして防衛ラインの中から枢軸軍に攻撃を浴びせるのだった。
だがその攻撃を受けてもだ、レーティアは言った。
「それではだ」
「このまま突破ですね」
「そうだ、そうする」
こうオーストリアに答える。
「ここはな」
「はい、わかりました」
「そしてだ」
レーティアはさらに言った。
「防衛ラインに入った敵艦隊を突破の後反転してだ」
「攻撃しますね」
「そうして戦う、わかったな」
「では」
こう話してそしてだった。
レーティアは防衛ラインに入ったエイリス軍を一旦無視してだった、そのうえで。
防衛ラインに穴を開けて突破した、そしてだった。
即座に反転し防衛ラインに篭もり抵抗を続けるエイリス軍に攻撃を仕掛けた、この時枢軸軍は英リス艦隊も防衛衛星も共に攻撃した。
そうして損害も恐れない攻撃の中で遂にだった、シャルロットの乗艦リシュリューから放った主砲の一撃がマリーの乗艦マリーポッポを撃った、それでだった。
「えっ、中破!?」
「はい、稼働率がかなり落ちました」
「動きがかなり鈍ります」
そうなっているとだ、部下達が報告する。
「これ以上の戦闘ですが」
「かなり無理があります」
「そうなのね、けれど」
「おい
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ