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中二病が主人公になったら?
第14話
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が完璧なのか分からんが、ナルトは1人ロープで吊るされながら胸を張って喜んでいる。

「おっと、漸くギャラリーが集まり始めましたな〜」

何だなんだ、と里人の1人がザワめき始めれば、それが徐々に伝播し、騒ぎが少しずつ大きくなっていく。

「コラー!!いたずらしやがって!!」
「なんちゅーバチ当たりな!」
「見てみろよあれ・・・・・・」

少しして、主に火影邸の屋上から野次が飛び始めた。

「バーーーカ!!
うっせんだってばよ!!
お前らにはこの素晴らしさってもんが分かんねーだろ!!
フルカラーだぜ?フ・ル・カ・ラぁー!
つまり、完全再現したということだ!!
だからオレはスゴイんだぞ!!」

何故かナルトは意気揚々としてガヤ共に言い返す。
四代目の髪の色を本物の金にしてる時点で、既に完全再現とは呼べないのだけれども。

「おーおー!
やってくれとるのォ、あのバカ!」

三代目火影が火影邸の屋上にやって来るなりそう言い放ったが、何処か嬉しそうな顔をしている。

「三代目、申し訳ありません!」
「ん?お!イルカか!」

火影の元にナルトの担任『うみのイルカ』が参上した。

「どうじゃ?ワシの顔の出来映えが一番良いじゃろう。」
「そういう問題じゃありません!」

若干青筋を立てながら「スーッ・・・」と大きく息を吸い込み、

「何やってんだ!授業中だぞ!
早く降りて来い!バカものーーー!!!」

と顔岩の前にいるナルトに怒声を飛ばした。

「やっべ!?イルカ先生だ!逃げなきゃ!」

ナルトは慌てて顔岩を駆け上がって逃げようとするが、焦って足を滑らせてしまった。

「あ、あれ?
ヤバイ!ヤバイ!縄が絡まって身動き取れねぇ!」

宙吊りになったナルトは足を滑らせた時の慣性でグルグルと回ってしまい自分の体を自ら縛り上げてしまっていた。
結局、ナルトは縄抜け出来なかったためにそのままイルカに引きずられて教室まで連行された。



亀甲縛りで身動きの取れないナルトはイルカの手によって強引に教壇前の地べたに座らされる。

「明日は忍者学校の卒業試験だぞ!!
成績最下位のお前は外でいたずらしてる場合じゃないだろバカヤローーー!!」

イルカはナルトにもの凄い剣幕で怒鳴るも、

「はいはい・・・。」

ナルトに素っ気なく返されたことでイルカの中で何かが「プチッ!」っと切れた。

「今日の授業は変化の術の復習テストだ!
全員並べーーー!!」

「えーーーーー!!」と不満の声が生徒たちから一斉に上がる。
しかし、

「先生そっくりに化けること!!」

と米噛みに浮き上がった血管から血を少し噴き出しながらお題を言い放った先生の有様にだれも言い返すこ
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