暁 〜小説投稿サイト〜
黒子くんはどうしてもヤンデレにしたくなる…。
テンション上がらなかった結果の惨状・その二
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後
「あの時は少し強引だったと反省しています。
 でも、火神君はちゃんとボクの言うことを聞いて家に居てくれるようになったので、きっとそのこと も分かってくれると信じてます。
 だって、火神君はいつもボクのことを分かってくれますから。」

すると、火神君はうつむいてナニカを考えるようなそぶりを見せました。
何を考えてイルのでしょう?
時計を見ると遅刻ギリギリ、今から行っても間に合わない時間でしたが、学校ナンカに行くより火神君との時間の方が大切です。
しばらくすると、火神君ガ顔を上げました。

「なあ、黒子。
 お前の言うとおり、オレはずっとここに居るから、だから、先輩達とか学校の奴らの事とか教えてくれよ?
 それだけでいいから、」

「火神君。
 キミは一生ここから出ないんですよね?なら外にいる人たちのことなんて知る必要ないですよね?
 キミにはボクだけいればいいんです。
 先輩とか、トモダチとかいりませんよね?そうですよね?
 …なのに、なんでそんなこと言うんでしょうかね?
 ああ、そうか。そんな人たちがいるからいけないんですね。
 世界で火神君のことを覚えている人なんてボクだけでいいんですから。
 なら、先輩たちのほかにもいなくていい人たちがたくさんいますね。
 なにしろ、火神君は友達が多いですからね、犠牲が多くなってしまいます。」

火神君ナラ分かってくれると思ったのに。
ズット家に居ると言ってくれたのに。
マタほかの人のことを考えて。
あの時もソウでした。
ボクの言うことを聞くなと脅した人、いえ、人たちの正体は、バスケ部の先輩たちデシタ。
火神君をそそのかした人たちなのに、火神君はヤサシイから、先輩たちは悪意があったわけじゃないんだ、と先輩たちを庇いました。
火神君に優しさを向けてモラエル相手はボクだけでいいんです。
ほかの有象無象ナンテ邪魔なんです。
火神君の目にウツルのはボクだけでいいんです。
そう思って火神君にはずっと家にイテもらえるように約束したのに。
それでも火神君はほかのヒトのことばかり考えて…。
火神君をボクのモノにするためにはドウすればいいんでしょう?
火神君のメに映るのが、ココロに映るのが、ボクだけになるにはどうすればいいでしょう?
コタエは簡単です。


ボク以外、火神君のことを知っている人に消えてもらえばいいんですよね。


だからボクは、火神君のことをよく知る人物から順番に誰の手も届かない遠いところに旅立ってもらいました。

「ぎ、せい?って、なんのことだよ…?
 なんかしたのか、先輩たちに?!」

「連続殺人が起こってるんですよ、火神君。アブナイんですよ?
 でも大丈夫です。全部ボクが火神君のためにやったことですから。
 悪いのはあの
[8]前話 前書き [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ