第3話「ガン牌ジジ抜き(上)」
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〜と、あの・・・好きな食べ物はなんですか!?」
「・・・ぁう、甘いお菓子はみんな大好きなのです。一番好きなのはシュークリームなのですよ」
「あぁら、そうなんですの。今度、ねーねーの働いているエンジェルモートに案内しますわよ」
この世界でも、詩音と沙都子は、仲がいいらしい・・・。やはり、悟史がいるからだろうか?
「あの、え〜と、うち、豆腐屋なんですけど、羽入さんは、豆腐とかは好きなんですか?」
「・・・あぅ、お豆腐は大好きなのですよ。後、豆腐滓(おから)も大好きなのですよ」
「じゃあ、今度、お豆腐を持ってくるので、食べてくれませんか?」
「あぅ・・・いいのですよ」
やはり、祭囃し編とはたいして、変わらないわね。ただ違うのは、6月1日からスタートと私の知らない子がいるだけである。
「・・・ねぇ、圭一君。何だか、嬉しいね!」
「え・・・俺には、そんな趣味はないんだが・・・」
圭一が、どうして、ウワ━(。・ω・)ァァ━・゚・って言う顔をしながら、そんな返答をしたのか、レナは、ようやく意味を察したようである。
「取り敢えず、俺の半径5mには、近づかないでくれ・・・」
「違うよ!!」
「・・・何、二人で夫婦漫才をしているの?」
梨花ですらも、こんなアホみたいなやり取りで、素の黒梨花が出てしまう。二人の目がまん丸になっている事に気付き、慌てて、言い直す。
「みぃ・・・圭一は、勘違いさんなのですよ」
「あの、梨花ちゃん。・・・今、黒梨花になっていたぞ」
「みぃ、圭一。世の中には、知らなくてもいい事があるのよ」
流石に、これ以上言うと、自分の命が危ないと察したのか、この事には、話さなかった。だけど、レナの存在を忘れていた。
「・・・はぁう〜。羽入ちゃんもかぁいいけど、黒梨花ちゃんもかぁいいよ。お持ち帰り〜」
その瞬間であった。レナが、私と羽入を担いで、お持ち帰りされていた。「だから、それはやめろ〜」「みぃ〜」「あぅうう」
やっぱり、こうなるみたいね。だけど、梨花や羽入は、この世界が、どんな世界なのかは、気がついていないようね。あら、私は誰かって、あなた達は、うみねこの世界を見ている人なら、分かると思うけど
取り敢えず、時間が過ぎて、お昼休みとなる。他の子は、外で遊んだり、寝ていたりしているけど、私と羽入は、校舎裏にいる。別に喝上げやイジメとかでは、ないわよ。
「あぅう・・・どうしたのですか、梨花・・・ボクにようって・・・まさか、ボクに愛の告白ですか?」
「・・・どうやったら、そんな答えに辿るのよ。前の世界で、少し聞きたい事があるのよ」
「・・・前の世界の事と言うのは、祭囃し編で、鷹野に射殺された事ですか?」
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