愛は壁を砕いて
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現れた。
1人は魔法陣を展開させ、風の壁を造り出して砲撃を防ぎ。
もう1人はルーシィを抱えて爆発の余波から庇った。
「!」
一瞬の出来事にその場にいる全員が呆然としていると、ルーシィを抱えた青年が口を開く。
「何でだろうね。僕だけが君の意志に関係なく自由に扉を通れるみたいだ」
そう言う青年はオレンジ色の髪をライオンの鬣のようにセットし、スーツを着ていた。
ブルーカラーレンズのサングラスから見える眼差しは温かい。
「これは人と星霊との壁なんて、僕達の愛の前では砕け散るという事なのかな」
その言葉に、盾を作った青年は反論する。
「むぅ・・・確かに君はルーシィが好きみたいだけど・・・」
風の壁を消し去り反論する青年は、エメラルドグリーンの髪を揺らす。
学生を思わせる服装に少女のような童顔、ルーシィや青年と比べると幼く見える。
「僕だってそれ以上にルーシィが好きだって事忘れないでよ!愛だよ、愛!」
煙が晴れる。
ルーシィを抱えていた青年がルーシィを降ろした。
「・・・愛って・・・何、バカな事言ってんのよ」
頬を赤く染めながら、ルーシィは苦笑いを浮かべて呟く。
「お・・・お前らは・・・!」
そこに立つ2人の青年を見て、ビックスローは驚愕する。
「無事でよかったよ、ルーシィ」
「約束を果たす時が来たようだね」
その2人の青年の名は――――――――
「ロキ!ルー!」
―――――星霊使いと人形使いの戦場に。
今、獅子と大空が現れる。
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