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鉄槌と清風
41部分:40:陸士108部隊
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のか、空を」

 感嘆と共にそれを見送りつつ、構えなおす。

 「まだまだ、行きますよ!」

 ぐるんっとウィングロードが反転するように伸び、良彦に向かってくる…交差の瞬間に、肩口への蹴り。
 それを左拳で『弾き』、一度距離を取り直す…すぅっと細めた瞳が楽しそうに見える。

 再び反転し、正に突撃してくるギンガに…

 「でも、動きが直線的過ぎる…ゼピュロス」

 『貫き』

 だんっと地を蹴り、高速移動…体格差もあり、ギンガの懐へかんたんに飛び込む、引き絞っていた左手を掴んで、引き下ろし…ウィングロードを蹴り上げれば。
 ギンガの身体がくるっと半回転し、ウィングロードへ叩きつけられる。
 その直後、良彦の右手がギンガの顔の前に広げられ

 「ほい、これで一本だな」

 「…はい、でも今一体?」

 良く判ってない様子のギンガを立たせ、地面に降りる。

 「ギンガはいま、自分の突進力で投げられたんだよ」

 「突進力で…?」

 「ウィングロードを走る速度は中々だが、合気には相性が悪いんだ、相手の力を利用し投げたり、体勢を崩したりできるから」

 「なるほど、でもそれだと私は勝ち目がなさそうですけど」

 「いや、そうでもないぞ、攻撃が真っ直ぐ過ぎるのが一番の問題だから、フェイントなんかで上手くこっちを動かしたりすれば、何とかなる」

 「そうでしょうか?」

 「実際、ベルカ式の魔導師に何度も負けてるしな、後は高威力砲撃なんかできるなら、それもありだ」

 「砲撃は苦手ですけど…どんな相手なんですか、良彦さんに勝つのって」

 「そうだな…戦闘データ渡して良いか相手に聞いて許可出たらギンガに送ってやるよ、参考になると思うぞ」

 「はい、お願いします」

 そんな会話をして、その日の実験は終了、後日だがヴィータ、シグナム、シャッハの許可を取り、データをギンガに送っておいた。
 チラッと見たギンガの感想は、3人とも普通じゃない、だったが。



 数日後の八神家、珍しく全員揃ってる所へ、お邪魔している良彦。
 先日の108部隊での模擬戦の話をはやてにしているのだ。

 「つーわけで、地上部隊でも対AMF訓練はした方がいいと思うぞ」

 「せやな、でも108以外はあんまつてもないし」

 「なら、ゲンヤ三佐から他部隊に伝えてもらえばいいじゃねーか」

 「んー、まぁとりあえずはそうしとこうか」

 話は一旦それで終了、夕食になる。

 「ほな、皆…いただきます」

 「「「「「「「いただきます」」」」」」」

 「ヴィータ、あれ取ってくれ」

 「おう、ほれ…良彦それたのむ」

 「ん、これか、ほいよ」

 そんなな
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