第十五話
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グラウンドと呼ぶには程遠い、荒れ果てた地面
草が生い茂り、石が所々に転がっていて足場も悪い
そんなグラウンドもどきに1人の姿があった
虹太郎が来たことにも気付かず、ただひたすら壁に向かって野球の投げ込みを続ける
緑のおさげの髪の女の子だった
彼女は黙々と壁の一点を見つめて投げ込みをしていた
虹太郎が来てから丸々30分、50球は投げただろうか
その間フォームを崩すことなく、流れるようにきれいなリズムで投げ続けた
虹太郎
「(女の子でピッチャーか、珍しいな。それに加えて…)」
虹太郎が興味をもったのは「女性ピッチャー」もそうだが、彼女が投げるそのフォームにあった
虹太郎
「(アンダースロー、か…)」
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