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THE HOBI〜第一章 選ばれし者たちと祈りの力〜
第三話 『母は盾となる』
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ッ!!!!!!!!!」
一つしかなかった犬の顔の両隣りから同じような犬の顔が飛び出した。
マナサ 「こ、これはッ…」
「グルルルルゥゥ」
三つ頭の巨大犬は三頭ともマナサを見て涎を垂らしながら睨む。
謎の男 「お久しぶりです。マナサさん。」
巨大犬の背中に黒い服を纏った男が居た。
マナサ 「だ、誰なの!?顔くらい見せたらどう?」
謎の男 「おそらく、あなたは私の事など覚えて無いでしょう。あなたは子供でしたので。」
謎の男 「このケルベロスを起こすのに時間がかかりましたよ。大きな金色の鎖に繋がれてましてね。マナサさん、あなたの仕業ですかね?」
マナサ 「身に覚えがないわ!!」
マナサは謎の男を睨みつける。
謎の男 「そうですね。冗談ですよ。フフフフフッ。ケルベロスの鎖は大昔の事ですので。」
マナサ 「無駄話をする気はないわ、それに…あなた…生命を感じないわね?顔を隠しているのはそのせいかしら?」
謎の男 「フフッ、フハハハハハッ!!!まだ《力》を使えましたか ! 昔の記憶が無いのは確かな様ですね、マナサ」
謎の男 「本題に入りましょうか…で?貴様の子はどこだ?」
謎の男は急に態度が変わり、ケルベロスは興奮し始めた。
マナサ 「知らないわ。あの子には指一本触れさせない!」
マナサの鋭い形相は誰も目にしたことのないものであった。
謎の男 「無理しない方が?体はボロボロだぞ?言えば生かしてやろう」
マナサ 「お断りよ。私は皆の…盾になります」
するとマナサは胸に手を当て祈り始めた。
謎の男 「フンッ、無力。さぁ餌の時間だケルベロスよ!!!」
ケルベロス「ワオォォォォン!!!!!!」
狼の何倍もある鳴き声で吠えたケルベロスの声は村全体に響き渡った。
第三話 完
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